初恋は実らない【センラ】 (ページ20)

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第３章　別人みたいなページ20

――次の日。

「学級委員はちょっと話あるから、男女どっちかひとりきてくれへん?」

帰りのホームルームも終わって、さぁ帰ろうって時に聞こえた折原先生の声。

「Aどんまーい」

結奈の声が心なしかはずんでる気がするのは気のせい？

「もう～……真冬くんに聞いてくる」

同じ学級委員の真冬くんを探すも、教室内にはいない。

「結奈、真冬くんいなかった！」

「残念。いってらっしゃーい」

もうちょっと慰めてくれると思ったのに……はぁ、行きますか～。

結奈とバイバイして折原先生のところに行った。

「お、藍沢さんねぇ。
　まぁ、大したことじゃないからちょっと来てな」

「はーい」

みんなが帰って静まり返った廊下を折原先生と歩いた。

歩いてついたのは、英語準備室。