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｢てか､それ悩みじゃないやん｡むしろノロケに近いだろ…｣
折原君は聞いて損した…みたいな顔をしている｡
｢で､でもねっ!!その時に男友達の方が寝惚けてたみたいで､別の女の子の名前を呟いたのっ｡｣
｢・・・・・｣
｢でね｡その子､間違えられたのが何故かショックで､その上気持ちがモヤモヤしてるらしい!!何でかな？｣
一気に喋って疲れた私は､とりあえず一息ついて折原君の意見を聞こうと口を閉じた｡
｢その友達って天然？｣
｢え？｣
｢その友達って絶対馬鹿やんw｣
｢はぁああ!!?馬鹿じゃないしっ!!｣
突拍子もない折原君の発言に思わず口が滑ってしまった｡
｢いや…､秋川の事やなくて｣
おっと危ない…｡
そうだよ…､今は私の話じゃなくて､友達の友達の話をしてるんだった…｡
｢・・・・・｣
でも､私の事を言われてるのには変わりなくて､思わず顔が引き攣るのがわかった｡
｢その男友達の事好きって事なんやろ？｣
は？
｢すすす好きなんかじゃないしっ!!!｣
｢いやだから､秋川の事じゃないってば｣
｢は…はぁ…｣
お､落ち着け私!!!
さっきから墓穴堀まくりじゃん私っ!
って言っても折原君は全然気付いてないからよかったんだけど…｡
｢大体､その友達無自覚とか絶対馬鹿やん…｣
何て言われよう…｡
友達の事言われてるのに私がショックだよ｡
ていうか､私の事なんだから当たり前か…｡
終わり←・
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