先生!!殺していいですか? ~迫り来るもの~

28-2 ページ5

NO side
　


怒鳴り声と共に出てきたのは向井、目黒、ラウールの3人であった



kj「『刑務作業の時間だ。



とっとと作業しろ』」



mm「『ササキ看守長のご命令だ。



さっさとしろ』」



nb「『んだよ、偉そうに命令しやがって』」



渡辺がそう言うと向井が笑みを浮かべたまま近寄り、警棒で殴った



kym「『え…』」



kj「『ここは俺の城や、俺はこの城の主や。



主に従わない家来がおるか？』」



nb「『てめぇ…』」



kj「『ソマ、その体と今日入ってきた新人にわからせてやれ。



従わない奴にはどんな目に合うのかってな』」



mm「『了解しました』」



目黒は倒れた渡辺の胸ぐらを掴み、何度も殴った



京本は目を逸らす



kj「『もういいだろう!!



囚人番号1105、わかったか？』」



向井と目黒は後ろに下がる



ラウールはゆっくりと近寄り、白いハンカチを渡辺に渡した



渡辺はそのハンカチを投げる



ラウールはそれを取ろうとすると気がついた向井がそのハンカチを取った



kj「『ミウラ、これはなんだ？』」



ru「『…なんでもありません』」



kj「『アイツらは人じゃない、俺たちの下僕だ。



情なんて持つな』」



ru「『…わかりました』」

28-3→←第28時間目　俺たちの時間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す