先生!!殺していいですか? ~迫り来るもの~

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山田 涼介side



『…あり…ません』
　


その子は崩れ落ちた



ym「最後に聞かせて欲しい。



俺と淳太が元クラスメイトだって言っていたのは誰なの？」



『…片桐航さん。



下駄箱に…手紙と…写真が挟まっていた』



…片桐航か



ここでもその名前を聞くなんてね



ym「ありがとう。




校長先生、失礼しました。




S組も審査に入れた上で考慮ください」



俺たちは舞台から降りる



jnt「…言った通りになったな」



sr「というかよく殺気を放とうと思わなかったね」



ym「…話し合いの方がいいと思ったからね」



『それでは最優秀賞の発表です。



最優秀賞は…3年S組です』



S組から歓喜の声が上がる



拍手なんてない



そう思っていると下級生の方からまばらに拍手が聞こえてきた



それを皮切りに拍手が大きくなってきた



ym「…俺たちD組が変われたようにS組も変われるんだ」



歓声が上がっているS組を見ながら俺はつぶやいた

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