先生!!殺していいですか? ~俺の教師物語~

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山田 涼介side

　

ym「…本当は、登れたんじゃないの？」



俺とラウール以外、ここにはいない



皆、佐久間を止めているだろう



ru「…わかってたんだ」



ym「まぁね。



じゃ、このまま飛び降りようか」



俺がそう言うとラウールは微笑んだ



ru「清水の舞台から飛び降りるんですか？」



ym「意味は？」



ru「運を天に任せる」



ym「その答えは△。



思い切って大きな決断をするっていう意味だよ‼︎」



俺は地面を蹴って外に出た



下は…よかった



ラウールをこっちに引っ張って、俺が下になる



大きな衝撃と身体中の空気が一気に外に出る



ym「カハッ…ツゥ…」



流石にこの高さは意味なかったか…



ym「ラウール…怪我は？」



ru「…ないよ、さすが山田先生だね」



よかった



俺自身も骨折はしてなさそうだけど…打撲かな？



ym「それじゃ…皆の元に戻ろうか？」



俺は立ち上がる



ru「…山田先生、なんであんな危険なことできたの？」



ym「…俺は中学生の頃、Dangerous組にいたからね」



ru「もう一個、隠してることないの？」



ラウールは俺を見つめる



ym「…さぁね？」



俺は知らないふりをした



皆のところに戻ると警察が高校生たちを連れて行っていた



皆、若干の涙目になっていた

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