先生!!殺していいですか? ~俺の教師物語~

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山田 涼介side

　

ym「うん…うん…わかってるよ」



俺は相手に返事をする



ar『本当か？



淳太言ってたじゃん、今日山田が殺ったって』



ym「語弊があるなんだけど…」



ar『ま、何事も怪我がなくてよかったわ』



ym「そもそも烏間さん仕込みの護身術もあるし、問題ないでしょ」



相手は大ちゃんだ



淳太がグループメールで今日の出来事を書き込んだのだ



それを見た大ちゃんが連絡してきたのだ



ar『そりゃそうだけど…』



ym「昔みたいに無理はしてないからさ」



そう話していると扉がノックされた



ym「あ、生徒かな。



じゃあね」



ar『はいよ、頑張ってな』



大ちゃんとの通話を切って扉のノブに手をかける



…殺気？



微かに殺気が漏れている



俺は少しだけ扉を開けて持っていたペン先を突き立てた



je「…びっくりした」



ym「ジェシー…」



扉の前にいたのはジェシーだった



je「…何生徒にペンを突き立ててるの？」



ym「あ、ごめん…」



俺は急いでペンをしまう



殺気を感じたからなんて言えない…



ym「そうだ、何か用事？」



俺の部屋に来るってことは何かあって来たのだろう



je「…今日の」



あぁ…今日の猫騙し



あれが気になっているのだろう



je「あれを俺にも使えたら岩本に…」



俺はその波長に猫騙しをした



とても軽い猫騙し



ただびっくりさせるだけ



ym「…これはね、そう簡単に使っちゃダメだよ」



je「…そう」



ジェシーはそのまま踵を返して帰って行った



俺も辺りを見渡して誰もいないことを確認し、部屋に入って行った

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