先生!!殺していいですか？ 5th

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山田 涼介side



帰り道




知念と大ちゃんと帰っている




ただ会話はない




潤「拍子抜けだったな」




そうやって歩いていると嵐に声をかけられた




翔「やはり前回のはマグレだったようですね」




雅紀「棒倒しで倒すまでもなかったね」




大貴「なんだと…」



大ちゃんは反論しようとするけどできない




智「反論できないよね。




この学校では成績が全て。



下の者は上に対して発言権はないからね」




俺らが困っていると



裕翔「じゃあ、俺に何も言えない人もいるね」



嵐の後ろからテストを仰ぎながら裕翔くんが出てきた



裕翔くんは今回2位



二宮くんの次の順位だ



裕翔「今回D組で本気出したのは俺だけ、皆は手加減したんだよ」



裕翔くんは両手を広げた



裕翔「次のテスト以降で内部進学の皆と高校受験の俺らは授業の内容が変わる。




つまり、そこでしか決着がつかない。



そこで全ての決着をつけようよ」




潤「…上等だ」




裕翔くん




俺らのことをフォローしてくれたんだ




翌日、職員室にて



宏太「…迷惑をかけてすいませんでした、烏間先生」




烏間「これも仕事だから気にしなくていい。




それよりも今回のことから何を学べた」




俺は口を開いた




涼介「…強くなるのは自分のためだと思っていました。




殺す力を身につけるのは名誉とお金のため。




学力を身につけるのは成績のため。




でも身につけたその力(殺す力、学力)は他人のためにも使えるんだって思いました。




殺す力を身につけたら地球を救える。



学力を身につけたら…誰かを助けることもできる」




俺は裕翔くんを見た



崇裕「もう下手な使い方はしません」




光「気をつけます」





先生たちの顔に笑みが見えた




烏間「考えはわかった。




けれども今の君ら(・・・・)高度訓練は再開できない」




まだ…問題が？



烏間「なにせこの有様だ」




烏間先生が出したのはボロボロの体育着であった




烏間「ハードな訓練になるにつれ、この学校の体育着では耐えられん。




ボロボロになれば親御さんにも怪しまれる。




防衛省(国)からのプレゼントだ。




今日を境に君たちは心も体もまた強くなる」




烏間先生から渡されたのは新しい体育着であった




烏間「本日から体育はそれを着て行うものとする。




先に行っておくがそれより強い体育着は地球上に存在しない」

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