特進クラスの姫君【新・信長公記】

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本日も伊達政宗様の足組みを拝めて幸せです♡



なーんて、
胸をときめかせていると、




魔村「皆さん、公認旗印が出ました」


酒井「どーせまた秀吉だろ」


榊原「また卑怯な手を使うんだろ」




魔村「旗印提出は特進クラスの加藤清正くん」


みやび「加藤くん？！」


魔村「加藤くんが出した旗印はこちらです」


A「3時間以内に豊臣秀吉をケンカで倒す！

…ケンカ？！秀吉くん、ケンカだって」


秀吉「喧嘩…」


上杉「加藤は信じなかったんだな、秀吉が強いって話を」


加藤「秀吉が強えか弱えかなんて関係なかくさ」



魔村「尚、同じ旗印が出ました。
合計56本」


明智「56本？！」


ガタッ


秀吉「56...」


A「秀吉くん対56なんて…いけるの？」




…いけなさそうだね。
終わった、って顔してる。いつもみたいな明るい表情じゃない。




伊達「またお前の仕業か」



井伊「残念ながら今回は俺じゃねえ。
調子に乗ってる猿にみんな鬱憤が溜まってんだろーよ」



家康「たったの56本でゴミ共はここまで騒ぐか」



家康「まっ、56も205も変わらんがな。ﾌｯ」







.








A「秀吉くん、」



秀吉「A姫〜！」



A「大丈夫？思い詰めた顔してるけど」



秀吉「俺のこと気にかけてくれてるってことは、
もしかして俺のこと、！？

A「違うから。」



秀吉「そんな即答せんでも、」


A「違うものは違うので」


秀吉「ちぇ、」


A「心配なだけなの、
あんなに一気に旗印申し込まれて」



秀吉「…うーん。


あっ！！大丈夫や！！」



A「大丈夫なの？」



秀吉「俺には勝算あるから」



A「勝算？ケンカだよ？」



秀吉「A姫のおかげや！」



A「私のおかげ？何かした？？」



秀吉「毎日してる！」



何言ってるのかさっぱり分からない。




秀吉「ところでA姫は伊達のこと崇拝してるけど、
どの辺が良いと思ってんの？」





あーそんなの24時間は語れるわー



A「いくらでも語ります！！」







まさかこれが秀吉くんの策だとは思ってなかった。

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