Night (ページ24)

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堕ちていくページ24

今宵もまた、あのパーティーが始まった。

色んな人がここへやってくる。

友達と騒ぎながら入ってくる人、

現実から逃げてきたような人、

仕事帰りにやってくる人、

学校の校則をガン無視して入ってくる学生。

色んな人が、今夜も夢を見るためにここへくる。

1度トリコになったらもう離れられない。

まるで、甘い薬を飲んだかのように。

私は色んな人に声をかけていく。

中には私がGENERATIONSの新しいメンバーだということに関心をもち、口説いてくる男もいれば

いきなり嫉妬してお酒をかけて大声で怒鳴ってくる女もいた。

「お前がGENERATIONSとかありえない。」

「消えろ。」

そんな言葉をいくつも投げかけられた。

多分今までの私なら、ここでメンタルがやられてた。

でも今の自分は痛さなんて微塵も感じなかった。

たしかにこんなクソみたいな奴もいる。

でも反対に、私にまた会いたいと笑顔で帰っていく客もいた。

「女性として憧れる」「また会いたい。」

「GENERATIONS、大変かもしれないけど頑張ってください！」

そんな勿体ない言葉を言ってくれた女子高生もいた。

楽しい。誰かを幸せにして、笑顔にするって。

GENERATIONSになってよかった。

心からそう思った日だった。

裕「Aー？どう？初仕事は」

イヤホンから聞こえてきた声。

『楽しんでやってるよー』

裕「おお。それは良かったわ。あ、そうや、今からそっち行ってええか？なんか、Aに会いたい言うとる女の子おんねんけど。」

『へぇー、その子、名前なんて言うの？』

裕「乃々華って言ってたっけなぁ、」

うーん、知らない笑笑

なんで名前聞いたかって？

菜月が来たのかと思ったから笑笑

『いいよ。いいお酒、作っとくね』

裕「お！楽しみやなぁ。」

数分後、裕太とその乃々華さんって人が来た。

乃「この方が？」裕「おん。」

乃「カッコイイ、、」

目をキラキラさせながら見つめてくる。

かわいい。私が男だったら1発だわ。

『はじめまして。Aです。』

「あ、乃々華っていいます！」

『乃々華さん、ね。よろしくね。あ、そうだ、お酒、弱い？』

「はい、、こーゆー所来るのに慣れてなくて、、」

『じゃあ、これ。飲んでみて。』

「ありがとうございます。(〃’σ`ｺﾞｸｯｯ..、え、美味しい。」

『よかった。実はね、それお酒の成分控えめで、誰でも飲みやすくしてるんだ。』

「すごい！Aさん本当にカッコイイですね。もう、ファンになりました！」