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悲しい ページ22

涼「おまけにSNSではアイツに対する賞賛ばかり。に対してオレには、、才能がないとか何とか言って、後輩に抜かされた出来損ないのダサい先輩っていうレッテル貼られた。この気持ち、わかる?」

悲しそうな、寂しそうな目でオレを見つめる涼太。

一人ぼっちでこんなに苦しい思いしてんのに、

オレは何も気づいてやれんかった。

龍「ごめん、ゴメンな涼太。気づいてやれんくて申し訳ない。辛かったな。」


そう言い、優しく抱きしめた。

すると切なそうな目から大粒の涙が零れ始めた


涼「なぁ、、オレ、どうしたらええん?どうしたらアイツに勝てるん?どうしたら、、、」


「認めてもらえるん?」


わからへん。俺にもわからへん。

唯一わかるのは

もう涼太が限界だということ。
たくさん傷ついてること。

それだけだった。


龍「ただな。涼太。傷つけるつもりはないって事を自覚してから聞いて欲しい。」

涼「うん。」

龍「相手が憎くて憎くて仕方ないんはわかる。でもな、だからって傷つけるんはいかん。Aちゃん、涼太になんかした?ちゃうやろ?多分Aちゃんは、少しでも自分のグループとLDHを広めたい。純粋にそう思ってただけなんやない?」

涼「え、、、」

龍「涼太の事も、3Aの撮影始まる前に聞いた。そしたらな、あの人は沢山の撮影をこなしてる人だから、きっと共演することで何か学べることがある気がします!!って凄いワクワクしてた。」

龍「きっと涼太のことを凄く尊敬してたはずやで?少し前も、片寄さんってホントに凄いんですよ。ってキラキラした目で言ってたんやで。本人はお前と共演出来たこと、凄く嬉しかったんちゃう?」

涼「そんな、、、」

龍「あの子は少なくとも、今まで涼太が会ってきた女とはちゃう。ホントに純粋でええ子やと思うで。決して涼太の事見下すような事はせんと思う。」

そう言うと、また泣き出した。

龍「やからな、、いつか絶対謝らなアカンで?な?」

涼「うん、、」


落ち着いたから、とりあえず楽屋に戻った。

まだ話題は赤い瞳のことばかり。

オレは確かに最初は怖かったけど、

でもアイツは、普通の、、ただ普通の女の子や。

オレが発した

「普通の人間やない。」

という言葉が頭の中でリピートする度に

罪悪感が湧いてきた。

そんなことないのに。あの子は、

ホンマにええ子やのに。

ごめんな。Aちゃん。

Aちゃんはこの事を絶対知ることも無いのに

なぜか心の中でAちゃんに謝り続けた。

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senachan(プロフ) - 吉 野 み ゆさん» 有難うございます! (2020年4月22日 7時) (レス) id: 1337adb843 (このIDを非表示/違反報告)
吉 野 み ゆ - 最後めっちゃドキドキなりました!!!!次の作品楽しみにしてます! (2020年4月21日 21時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - senachanさん» 絶対読みます! (2020年4月1日 18時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
senachan(プロフ) - ひなさん» 次回作、出来上がりました!翔吾くんのお話です。Repaymentという題名です。是非そちらも読んでみてください! (2020年4月1日 7時) (レス) id: 27ad05f2bf (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 完結、おめでとうございます!とても、面白かったです!次回作も楽しみにしてます! (2020年3月31日 19時) (レス) id: 1700360fa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるのすけ | 作成日時:2020年3月4日 16時

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