理不尽 ページ14
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(翌日…)
「うぉおおおお！！！！」
「ああああああああああ！！！！！」
朝日の昇ったばかりの森の中。
雄叫びをあげる、我らA組。
今日から始まった、『個性強化訓練』
己の『個性』を徹底的にレベルアップさせる、という内容だが、周りから見たらただの地獄絵図。
そんな中、私は……
「遅い。戦闘時に2秒もかかっているなら、今頃お前は刺されているぞ」
相澤先生の監視の元、『氷結』を使ってできるナイフの生成の訓練をしている。
ドラム缶の中に入ってダイナミックに『右』と『左』を使う焦凍に比べて、私のは随分と地味なものだ。
「お前は確かに轟と同じで、遠距離タイプだ。
しかしそれは『個性』上の問題。お前自身は近接タイプと、真逆になっている」
…多分、それ師匠のせいだと思う。
あの人近接タイプだし。
「まずお前に必要なのは、近接タイプの強化。
遠距離はそれからだ。
……おい、手が止まってるぞ」
手を振り上げた先生が、私の頭にチョップを食らわす。
脳に振動が直に来て、地味に痛い。
「……疲れていても休憩は取らないぞ。
このまま、実践に持ち込もうか」
「実践？」
「俺と1対1で戦え」
…………えっ。うそ。
何？相澤先生と？無理やん
てか、なんで今目隠しを私に差し出すの？これつけて先生と戦えってこと？？
「先生。目隠しって……」
「俺は近・中距離だから、お前の相手をするのには最適だろう」
「いや、そういう意味じゃなくて。これどう考えても私が不利ですよね」
「戦う上で常に自分が有利の立場であるとは思うな。
ヒーローの大体は、相性不利の中で戦うんだ。あまい世界ではないぞ」
「………そうですね」
黙って先生に言われたとおりに、目隠しを着ける。
ほんとに、真っ暗の中でやるんだ。
「よし。そのまま俺から一本とってみろ。
それまでは休憩なし」
先生の言葉に頷きながら、戦闘態勢をとり『氷結』でナイフを造った。
「はい。お願いします…！」
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本日の結果：34戦中33戦 敗退
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ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» 夢主ちゃんを、どうしても「生徒」として見てしまう相澤先生が見たかった。うん。 (2021年10月23日 9時) (
レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 相澤先生との絡みが好きなんだが。はぁ〜好きです。 (2021年10月22日 23時) (レス) @page46 id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» いつもコメントありがとうございます！！うん、頑張る。頑張りまするぜ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 猫毬かなめさん» わぁぁ！！コメントありがとうございます！！！そんなに喜んでもらえるなんて……照れますな(*´꒳`*)まだまだ頑張りますので、最後まで宜しくお願いします！！！ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
あの - ゆきやさん(；ω；｀*)このお話後ちょっとで終わるんですか( ｡ﾟДﾟ｡)終わらせないでぇぇぇ(。>д<)(訳:終わって欲しいけど終わって欲しくない)頑張って下さいぃぃぃ (2021年10月20日 18時) (レス) @page42 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年9月24日 22時
