欲望は原動力 ページ12
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「A、起きろ」
頭を叩かれた衝撃に目を覚ます。
バスが急停車し、前に投げ出されそうになる身体を押さえるようにしてシートベルトが胸をきつく閉めた。
「ついたようだな」
「……運転荒すぎるでしょ」
頭がふわふわする中で、千鳥足になりながらバスを降りる。
土で出来た地面を踏み、狭い空間から一気に広い空間に投げ出されたことに少し混乱しながら、黙って焦凍の後をついていく。
見渡す先は、木と山と土。大自然だった。
もう一方を見ると、先生と、何やら見知らぬ
けれど、私の頭はその情報を全く受け付けていなかった。
……眠い。もう少し寝てたかった。
「えっ、ちょっ…まって」
「うわぁぁぁ！！！」
なんだかクラスのみんなが叫んでいる。
焦凍の肩に頭を乗っけていたが、地面が揺れたことによりそれがズレた。
「地面が、揺れる…？」
そう口にした時には遅かった。
まるで捨てられるかのように、私は空中に投げ出された。
「えっ………。は？」
浮いている。というか、崖から落下してる！？
待って、待って落ちる。落ちたら死ぬ。
着地の際に『右』を使おうか迷ったが、先に落下を完了した奴らが土に埋まっていたのが見えたので、
私はとりあえず大人しく土に埋もれておいた。
「……おい、A。起きろ」
「…ん………」
「起きろ。叩くぞ」
「起きる」
ふかふかの土から顔を出し、そこから脱出する。
叩かれるのが嫌な理由わかる？
だって、焦凍のパワーってSなの。知ってる？
師匠よりも強いんだよ？
そんな力で叩かれたら、いくらなんでも死んじゃうよ。
「ほら、行くぞ」
「どこに？」
「俺たちが本来バスで行くであろう場所。
林間学校があるのは、この森を抜けた先だ」
焦凍が、鬱蒼と茂った木々を指さす。
森の向こう。林間学校。荷物も、多分そこにある。
お布団も、ある。
つまり
拒否権なし。
「……何、突破しろってこと」
「そういうことだ」
「よし、さっさと行くよ！」
「あぁ。そうしてくれないと困る」
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ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» 夢主ちゃんを、どうしても「生徒」として見てしまう相澤先生が見たかった。うん。 (2021年10月23日 9時) (
レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 相澤先生との絡みが好きなんだが。はぁ〜好きです。 (2021年10月22日 23時) (レス) @page46 id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - あのさん» いつもコメントありがとうございます！！うん、頑張る。頑張りまするぜ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 猫毬かなめさん» わぁぁ！！コメントありがとうございます！！！そんなに喜んでもらえるなんて……照れますな(*´꒳`*)まだまだ頑張りますので、最後まで宜しくお願いします！！！ (2021年10月20日 22時) (レス) id: 975810fdc8 (このIDを非表示/違反報告)
あの - ゆきやさん(；ω；｀*)このお話後ちょっとで終わるんですか( ｡ﾟДﾟ｡)終わらせないでぇぇぇ(。>д<)(訳:終わって欲しいけど終わって欲しくない)頑張って下さいぃぃぃ (2021年10月20日 18時) (レス) @page42 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年9月24日 22時
