ようやく ページ41
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Aside
「＿＿＿＿＿俺と、ヒーローにならないか」
知らない感情が押し寄せてきて、鼻がツンと痛くなり、目頭が熱くなる。
その言葉は、誰よりも優しく、あたたかいものだった。
「うん…！」
「お。おい、泣くと熱上がんぞ」
「別に、泣いてない……ぐすっ」
「こら、嘘をつくな」
あぁ。こんなことで泣くほど私は弱虫なのか。
ヒーロー目指すって誓った瞬間に泣いちゃうなんて、
そんな事を考えていると、気づいたらふわりといい香りがして、目の前には焦凍の肩口。
抱き締められているということに気づくのには、そう時間は掛からなかった。
「今までずっと、守れなくてごめん。
いや、守れないどころじゃねぇな。
ずっと、傷つけてきた。Aの思いまで全部潰してしまった。
だから、これからは俺が守る」
抱きしめられる力が強くなる。
「しょ、焦凍。苦しい…」
「わ…。悪い」
ゆっくりと、離される。
「何かあったらすぐ言えよ。俺がどうにかするから」
「……うん。でも、焦凍も大変だと思うから、そこまでしなくてもいいよ？」
「いや、これも俺の意思だからな」
「…そう。ありがと」
ぬくもりが恋しくなって、また抱きしめてほしくなった。
けれど、どうすればいいか分からない為、行き場のない私の腕は控えめに広げたままだった。
「…また、するか？」
「…！」
考えていることが伝わった。
なんか、こんなことをするのも…今の歳じゃおかしいのかどうかもわからない。
「ん！」
今度は私から、焦凍の胸に飛び込んだ。
部屋を包んでいた冷たい氷は、いつのまにか溶けていた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ラブラブカップルみたいに距離感バグってる双子がみたい(真顔)
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ゆきや(プロフ) - あさん» 胸糞悪い思いさせてしまってすんませんm(_ _)m最後まで読んでいただきありがとうございます！！！！ (2月3日 1時) (
レス) id: 598378b0ae (このIDを非表示/違反報告)
あ - 全然気付かずに読んでたからネコちゃんからのメッセージって知って鳥肌が( т т )胸糞悪いの我慢して読み続けてよかった (12月31日 2時) (レス) @page43 id: 5b05a0657e (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ゆきやさん» ありがとうございます！頑張って下さい！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 973d1bdfc4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - さくらんぼさん» うぇぇえええい↑↑↑この先からの展開がメインなので、新章でもよろしくだせ〜！！！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 4e91871b88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきや(プロフ) - 名無しさんさん» あぁごめんなさい！新章はもう少ししたら上げる（準備中）なので、少々お待ち下さい。ごめんなさい！！！！早く準備終わらせてきます！！！！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 4e91871b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきや | 作成日時：2021年8月19日 17時
