先輩のいじわる (ページ31)

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この後、片付けや事務所に連絡がある、という事で握手会の場から退場した僕たちは、一旦控え室に戻る

「なんだろ、LIVEとBTSのダブル余韻強い」

と、アマヒョンが言った

みんな、その意見に賛成し、首を縦にふる

もちろん僕も同感だ

「ホルは前、1人であんなきらきらした人達と話したんだよな」

「そうですね。まぁ、あの時は4人でしたからまだマシといえばマシです。全員で来られたら倒れちゃいます。緊張と尊敬で」

ナアヒョンの言葉に答えながらメイクを落とそうと、メイク落としに手をかけた

「待って！写真撮ろう！」

「賛成ー」

「記念、ですね」

カナヒョンの提案にキュウヒョンとココが賛成の意を示した

「キュウヒョン、ちょっとこれ持っててください。どんな風に撮るか決めてても良いですよ」

カナヒョンはスマホをキュウヒョンに託し、部屋を出て行った

イアヒョンを呼びに行ってくれた、とアランが教えてくれた

鏡を見て身だしなみを整える

カチューシャ、ズレてないかな、なんて思いながら前髪を触る

よし、おっけー

「呼んで来たよ！」

LIVE後というのに、しかも、BTSのあのきらきらに当てられたのに元気に戻ってきたカナヒョン

「マネージャーの僕も写って大丈夫かな」

「大丈夫ですよ。イアヒョンはイケメンなんですから」

心配そうに聞いてくるイアヒョンに、僕は安心させるよう声をかけて肩を抱いた