１２５ 行ってきます ページ34
十数年後
NOside
「行ってきまーす！」
玄関の扉を、雄英の制服を着た少年が開ける
貴「いってらっしゃい。気をつけてね」
「父さん譲りの羽と母さんの氷の能力あるから、そんじょそこらのチンピラには負けないよ」
まだあどけなさが残る表情をしながら、ガッツポーズをする少年。
貴「私とお前に何かあったら、お父さん騒ぐんだからね」
それを優しく見つめる女性。
「大丈夫！ 俺が母さんも守ってやるから！」
？「お前みてぇなガキはさっさと学校行ってろ」
？「姉さんには俺がついてるから」
「叔父さんが母さんに守られてんじゃん！！」
燈矢「あ"？ 今なんつったクソガキ」
「クソガキで結構！！バカ叔父！！」
燈矢「バカはそっちだアホ」
「アホこそそっちだチンピラ！！」
燈矢「チンピラ、か。悪ぃがお前じゃ俺に勝てねぇが？」
「俺に手を出してみろ！！父さんがキレるからな！！」
燈矢「結局親に逃げてんじゃねぇか」
貴「やめてくれ」
貴「なんで十数年前と同じようなやり取りを見なきゃならないの」
「誰と誰の？」
貴「叔父さんと、「俺」」
タイミングよく、空から声が聞こえる
「父さん！！」
貴「仕事は？」
ホークス「抜けてきた」
紅い羽を持つ鷹は、さっと地面に降りると、
ホークス「自分の子供ほったらかしでヒーロー活動とか無理」
少年の方に目を向けながら言う
燈矢「早よどっか行け」
ホークス「お前こそ出てけ。Aがいいって言ってるからうちで監視してやってんだろうが」
燈矢「 姉さんがいいって言ってるならいいだろ。
ホークス「もっと丁寧に呼ぼうか」
この２人が揃うといつもこうなる
貴「ね？ やってるでしょ？」
「父さんの立場が俺なんだね」
燈矢「親も子も、ウゼェのは変わんねぇよ」
貴「おいこらやめろ。火種をまくな」
莫大な勢力を誇った超常解放戦線が倒されたからと言って、世界から犯罪や敵集団が消えたわけではない
そんな奴らに対抗するヒーロー
そのヒーローを支え、どんな時も、笑顔を絶やさぬ女性
彼らの愛の結晶とも言える少年
３人を見守り、少年の喧嘩相手の男性
各々の幸せを見つけた今、彼らに不安が生まれることもないだろう
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ふふ - 最高でした✨ (2022年1月6日 22時) (
レス) @page37 id: 74f03c815b (このIDを非表示/違反報告)
せみねこ - 弥悪さん» お読みいただきありがとうございます！！ホークスも荼毘も素敵なキャラですよね！！原作でこの２人が出てきた瞬間、私はハイテンションに陥ります……。別作品の「鷹使い」シリーズもよろしくお願いします！！ (2020年4月30日 6時) (レス) id: 1e31f5137d (このIDを非表示/違反報告)
弥悪 - 完結おめでとうございます！今日見始めて最後まで読みましたが……最高でした！私ホークスも茶毘も好きだから2人の絡みを（ちょっとだよ？？）ニヤニヤしながら見てましたw別作品でも頑張ってください！！！ (2020年4月29日 23時) (レス) id: fe502d7723 (このIDを非表示/違反報告)
せみねこ - asasdaさん» ありがとうございます！！ いつもだなんて、嬉しいです！！照れます！！別作品の方もよろしくお願いします！！ (2020年4月23日 6時) (レス) id: 1e31f5137d (このIDを非表示/違反報告)
asasda(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!いつも楽しみにしていました。次の作品も楽しみに待っております (2020年4月23日 1時) (レス) id: ef00994d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せみねこ | 作成日時：2020年3月12日 23時
