【名探偵コナン】素晴らしきこの人生を

プロローグ！ ページ1

貴方side



……死んだ。




突然で申し訳ない。だが、これは決して嘘ではないのだ。信じてほしい。



え？何でそんなに堅い口調なのか？

それは簡単なことだ。








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私も何が起こったか理解できずに、現在進行形でパニクッているからだ。


だってそうでしょう！？死んだと思ったら、何故か真っ暗な空間にいるんだよ！？

パニックにならない方が可笑しい。




では、気を取り直して話すとしよう。

それは、雨が降る日。その日は、土砂降りの雨だった…






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とか、そんな前置きは置いといて

面倒くさいから、完結に言うと…








猫を助けて、代わりに私が轢かれた。




何とも在り来たりな死に方だろう。トラック許さない。

とかそんな茶番は止めにして…

ここはどこ？いや、わりとガチで。



今もなお、真っ暗な空間にいる…というか、浮いている私。


(これが、世に言うフワフワか！)


などと、要らないことを思う。うん、正常運転だ。




(さて、どうしたものか…)


ふざけながらも、一応は考える。

が、考えても何も浮かばない。







かれこれ、数分間考える。

すると、突然声が聞こえた。




「お主が新たに死んだ者か」

『へ！？…あぁはい。貴方は？』

「ん？我か？…我は、まぁあれだ。…神だ」

『あぁ、髪様ですか』

髪「いや、神だ。って、表示！」

『で？その髪様がなんの用です？』


神「だから神って…あ、表示戻った。…じゃなくて！
実はだな、あの事故は間違って起きたものなのだ」

『あぁ、そうですか』

神「(反応…)そ、そこでだ。お主を別の世界で生かすことにしたのだ」

『別の世界？』

神「あぁ。その世界は、名探偵コナンの世界だ！」

『っ！それ本当ですか？』

神「あぁ、本当だとも。どうだ、第2の人生を歩んでみないか」




第2の人生……
前の世界でやり残したこともあるし…
よし、決めた！



『私、コナンの世界に行きます！』

神「そうか。では、詳しい事は向こうについてから伝える」



そう言うと、神様は手を挙げた。すると、真っ暗だった空間に光が射す。
眩しくて目を瞑ると、何かに引っ張られるような感覚。
その感覚と共に、私の意識も薄れていった。




神「おぉそうだ。伝え忘れていたが、転生するからな」



最後にそう行ったのは、絶対わざとだと思った。

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