Fukazaki

６　なかじん ページ7

昼休憩だから購買行こーよ！って誘ってきたヒロと一緒に廊下を歩いていると。

ヒ「ねぇ、なかじん！」
な「何、急に騒いじゃって笑」
ヒ「いや、あれって、さ...深瀬じゃない？しかも...。」
な「彩織ちゃんをずっと虐めてて、深瀬が嫌ってた女子..？」
ヒ「だよな...。」
な「え...？なんで？肝心な彩織ちゃん、いないし..。なぁ、ヒロ。先、行ってて。ちょい、話し てくる。」
ヒ「大丈夫か？」
な「おう。じゃ、すぐ行く。」

これは、いくら何でもおかしすぎる。

深瀬と彩織ちゃんは、いくら喧嘩しても、数分後には一緒にいる。


よし、行こう。


な「よ、よう、深瀬。」
ふ「おぉっ！なかじんじゃん！何、一人？俺らと来る？」
な「いや、ヒロが先に購買行ったから。」
ふ「ああ、そーなんだ？てかさ、なかじん今日元気ないね？」


この状況見ていつも通りの反応する奴の方がいかれてるっつーの。


Ａ「中島君もウチらとお昼たべよーよ！」
Ｂ「そーだよ！ウチら女子５人に対して慧1人だったから丁度いいじゃん！」

慧？分かりきってるけど、やっぱり深瀬がおかしい。

Ｅ「入ろーよ！ね、いいよね、慧？」
ふ「おう、なかじんがいいなら良いんじゃね？ってかお前らいっつも何処で食ってたの？」
Ｃ「ウチら、体育館裏！！涼しいし、結構良いの。」
ふ「へぇ、いーじゃん。行こうよ。」
な「いやっ、その前に深瀬に話があって声かけた。」
ふ「珍しいじゃん。何？」
な「ちょっと来て。」
ふ「ん。あ、待ってて。」
Ａ「うん！」

深瀬、ほんとに何とも思ってねーの？こいつ、深瀬？


俺は意を決して話し出した。

７　深瀬→←５　彩織

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す