Fukazaki

１５　深瀬 ページ16

俺は、間違ってた。なかじんが居てくれなきゃ、間違ったまま進んでた。

勝手に彩織ちゃんを見捨てて、嫌ってたグループに入って。



クソだよな。人間として最悪だ。



あんなことをしたにも関わらず、彩織ちゃんは少しでも俺を信じ続けてくれた。精一杯器を大きくして、俺が気付くまで待っててくれた。
そして、待たせたけど...。よりを、戻すことができた。

でも。

それと同時に、あいつらを傷つけた。
いくら嫌ってても、悪いことだってのはもう分かりきってる。あいつらだって、好きで俺といてくれた。相当傷ついてるはずだ。








ふ「彩織ちゃん。ごめん。早く気付いてやれなかった。実はな、なかじんに言われて気付いただけなんだ。...お前らも..ごめん。」


彩織ちゃん。こんな俺でも、ずっと好きでいてくれるかな。

こんなバカな俺でも、許してくれるかな？

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