鈍痛 ページ30
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Aがニコニコでオフィスに入ってくる度に安心したり俺の横に座って大学の話してくれるのもココアをおいしそうに飲む姿もかわいいなと思うのは俺が兄だからで
Aが川上の横に座ってニコニコ頭撫でられてたり大学から一緒にオフィスに来てても2人で同じ画面を見て真剣に話す顔が近いとか
気になるはずがない、はずがなかったのに
『川上さん！チョコを贈呈します！』
川｢え？なんで？｣
『この前くれたから！です！』
川｢あー、ありがと、ひとつ食べる？｣
『食べる！』
そういうと川上が中からチョコをひとつ取り出してA口の近くに持っていくとAは当然かよように口を開いてチョコを受け取る
口がなにかを発そうとするがその"なにか"は宙に溶けて言ってしまったようで何も出てこない
その代わりに川上と2人でくっついてニコニコしているAの笑顔で少し胸が痛くなった
軽くさすってみるけどなんともない
軽く頭を傾げたがきっと何かの勘違いにすることにした
ーーーーーー
胸の痛みが強くなる度に当たり前にAとくっついて座れる川上が、泊まりの時に当然かのようにAを独り占めする川上が、
Aの横を当然かのように歩ける川上がうらやましくなっていって
頭を撫でられて微笑むAの顔は本当に安心しきっていて、いつも講義の帰りに2人でランチをしてくるのとか川上がAを見つめる瞳とか
あいつら付き合ってんじゃねぇかふざけんな、
なんて考えてしまうのはどうしてなのか
そんなことを考えていてぼーっとしていると不意に視界にAが割り込んでくる
『わっ』
須｢おう、ひびったわーーー｣
『難しい顔してますよ、お悩みあればなんでも聞きます』
俺の眉間に軽く触れたあと首を傾げながら聞いてくる
こういう、人の細かい変化に気づいてその人に寄り添えるところが本当にAの魅力で
『須貝さん？』
須｢ああ、大丈夫だよ少し研究のこと考えてた｣
『今難しいんですか？頑張ってますね〜』
須｢そんなこと、｣
『そんな須貝さんにはこちら！どーん！』
そう言って渡してきたのは俺が大好きなお菓子です普段あまり食べないようにしてるのを多分知ってて渡してきた
『須貝さんせっかくこれ好きなのに食べないから私からのご褒美ってことで食べてください？』
須｢ありがとう、｣
ただ、この笑顔を守りたい、なんて思った
ーーーーーー
かなり鈍感設定です
須貝さん28でこれなら逆に色々危ないですよね
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和(プロフ) - ｢経緯｣の所で、経済学部修士課程ではなく農学部修士課程では…？ (2020年4月19日 14時) (
レス) id: 1e744dab47 (このIDを非表示/違反報告)
sekainoowarilov(プロフ) - 虹希さん» ありがとうございます！！ (2020年1月6日 8時) (レス) id: 8cc800abef (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - こんばんは。コメント失礼します。素敵な作品ですね。専門学校の生活も大変かとは思いますが、応援しています！ (2020年1月5日 23時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
餅兎(プロフ) - こんにちは！！！とっても素敵な小説をありがとうございます！！！ 個人的にsgiさんに報われてほしすぎて辛いのでsgiさんに1票入れさせて頂きます… (2019年11月29日 0時) (レス) id: 10f5dc34bc (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - とても面白かったです！僕的には川上さんで落ち作って欲しいです！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 66850163cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな。 | 作成日時：2019年7月28日 1時
