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――――――放課後
七橋「上城さん!」
「な、七橋さん…」
七橋「ちょっといいかな!」
放課後、七橋さんに呼び出され、陸上部の部室に訪れた。
「部室広いね…」
七橋「うん!まだみんな来ないからお話できるかなって」
「ど、どうしたの…?」
どうしよう私、朝のことが頭から離れない…
挙動不審だよこんなの
七橋「御子柴くんと…」
「…!!!」
七橋「上城さんって仲良いよね?」
「あ、あぁ…うん!」
びっくりした、いきなり御子柴くんの名前が出るなんて…
七橋さんはきっとそんなつもりじゃないのに
七橋「御子柴くん、1年の頃は遊んでるって噂が絶えなかった。」
「そう…なんだ」
七橋「うん、私の友達とも関係を持ったりしてて…だから本当に御子柴くんが苦手だった。というか絶対に関わりたくないってその時は思ってた。」
私がここに転校する前、御子柴くんはそういう風に周りから思われていたんだ。健人くんにも…クラスメイトのみんなにも…
今思うと、だから教室に来れなかったんじゃないかと思う
七橋「でもね、体育祭でリレーに出てくれたじゃない?
あのリレー本当に練習頑張ってたから、サッと現れてアンカーで出てくれたのが嬉しくて…」
「うん…七橋さん頑張ってたもんね」
七橋「それに…急に現れてかっこよく1番とっちゃって
なんだか噂とは真逆のヒーローみたいだったの」
確かに、あの時は…みんなの世界を御子柴くんが、奪っていくように全員が見惚れていた。
七橋「それからずっと目で追っていて…」
七橋「…好きだなぁって思ったの///」
「…っ!!」
七橋「ねぇ上城さん…私と御子柴くんを応援してくれる?」
誰も間違っていない世界。
彼が世界の中心だったのは…私だけじゃなかった。
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ゆり(プロフ) - 最高にキュンキュンします〜😄読み始めると止まらなくなって、ちょっと寝不足(笑)早く続き読みたい!新作も期待大♥ (2021年11月9日 17時) (レス) @page50 id: 7d7c073e98 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - ニヤニヤが止まらないですまじで…コメントに返信もありがとうございました(泣)もう本当に大好きです!!←うるさい 無理せずに更新していってくださいね^_^心から応援してます^_^ (2021年10月11日 23時) (レス) @page42 id: 17229361f2 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - 続編おめでとうございます!無事に結ばれて良かった〜〜!えっt…どんなのだろう…楽しみです…(( (2021年9月28日 1時) (レス) @page11 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
月璃狐@サブ垢(プロフ) - 続編おめでとうございます!!ほんとに前回のストーリーが好きすぎて……!ほんとにセピカさんの作る話が大好物なので!!これから応援してます!!無理をしない程度に更新頑張ってください!あと今のご時世なので御体に気をつけてください! (2021年9月27日 9時) (レス) id: 58020de72d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年9月26日 23時