7話 ページ11
ユウside
グリムのおふざけに構う暇もなく、僕達はさっさと掃除道具の後片付けをする。
ﾕｳ｢あれ？箒が1本足りない｣
ｴｰｽ｢…あぁ、部屋の角に立てかけてあるぜ｣
ﾕｳ｢ほんとだ、すっかり忘れてた｣
先程の白い棺を見るのに夢中で、壁に立てかけて置いたのを忘れていたな……
放棄を手に取ろうと棺のそばに移動すると、視界の端に黒く光るものが見えた。
それは手のひらサイズの小さな箱。
部屋にある高価な品物とは打って変わって、派手な装飾もないただの木箱だ。
手に取って全体を見てみると、箱の裏側に小さく文字が彫ってあった。
ｴｰｽ｢ユウ？何見てんだよ｣
もう帰るぞ、と僕の所へやってきたエースにも箱を見せた。
ｴｰｽ｢
ﾕｳ｢そうみたい…あ、ゼンマイが付いてる！｣
ｸﾞﾘﾑ｢オルゴールなんだゾ｣
僕は好奇心に駆られ、小さなゼンマイをくるくる回し、蓋を開けた。
リン……リン……
ゆっくりと鳴り始めたオルゴールは、静寂な眠りの間に優しく音色を響かせる。
綺麗な音に、みんなが静かに耳を傾ける。
ﾃﾞｭｰｽ｢綺麗な音色だな｣
ﾕｳ｢うん｣
不思議な音色………なんの曲かな？
オルゴールが奏でるのは、僕が1度も聞いたことの無い曲。
だけど、何故だろう……
僕はこの曲を、知ってる気がする。
昔、どこかで聴いたような…
そんなことを考えているうちに、オルゴールの鍵盤が回り終え、辺りは再び静まり返る。
ﾃﾞｭｰｽ｢さぁ、もうそろそろ帰るぞ。これ以上長居する必要も無いだろう｣
ﾕｳ｢そうだね｣
ｴｰｽ｢ん〜〜！魔法使ったからかめっちゃ疲れた…｣
ｸﾞﾘﾑ｢俺様お腹ぺこぺこなんだゾ……｣
先頭を歩くデュースが扉から出ようとした
その時だった。
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Rin(プロフ) - 続きが楽しみです 更新頑張って下さい (2023年4月20日 2時) (
レス) id: a3128229fd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(元あやりん) - 若様ｧｧｧ！若様と誓いしていたなんて。おっし若様、アタシと結婚しまs((若様好きすぎて暴走してしまった。すk(((殴。すいません面白いですし、好きです (2021年10月22日 21時) (レス) @page21 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
三月アリス - めっちゃ好きです！マレウス様かわいい！ (2020年9月7日 10時) (レス) id: 742f423e47 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2020年9月3日 17時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - え？めっちゃ好きです！！更新楽しみに待ってます！ (2020年8月20日 17時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：毘張 | 作成日時：2020年7月30日 1時
