容赦なさすぎでしょ！ ページ9
「了承させんなら校長室だよなぁ」
「…オイ、カス鮫」
「何だぁ？」
「あんなガキをなぜ気に掛ける。ほっといてもいいだろうが」
こう聞かれるのをスクアーロは分かっていたのかもしれない
「目の前で泣かれたんだぜぇ？放置したって後味悪いだけだろぉ？そんな事聞く割にはてめえだって、ぶっきらぼうな態度だが見捨ててはねえじゃねえか」
「…フン」
この答えでザンザスは満足したらしい
後味が悪い…自分にとってもこの言葉がしっくりしたからだ
「じゃあ開けるぜぇ」
バタァン！
「ゔおおおおい！邪魔するぜぇ！」
「ひっ！何だね君たちはっ」
あそこでビビってるのが校長だろう
「もう少し静かにできねえのか」
ボカッ！
「何でだぁ！静かだったろうがぁ」
スクアーロにとっては、あれでも静かに入ったとみなされる
他の人の感覚では、相当なうるささだが
「だが、好都合だろうがぁ」
言いたい事はザンザスにも分かる
ビビってるうちに、さっさと了承してもらう気だ
「オイ、オレ達がAと学校で生活するのを許可しろ」
「な、何を言ってるんだ！そんな事…」
「あ？」
ザンザスが銃を向ける
「そ、そそそ、そんなもの向けてどうするつもりだ！」
恐怖でパニックになってるらしい
「こいつは、気長じゃねえ。このまま了承しなけりゃ…てめえ死ぬかもなぁ？」
スクアーロの言葉がトドメとなった
「了承する！好きに生活して構わない！」
「フン」
「助かったぜぇ」
了承を受けた途端二人はつまらなそうに校長室を出た
「簡単なミッションだったぜぇ」
二人に言わせれば、こんな事は楽勝なのだ
「了承されたぜぇ！」
「良かった！ちゃんと話し合いで決めたんだね」
「銃を向けただけで簡単に許可するとはな」
「…ん？」
銃？
「暴力は振るってないよね！」
「安心しろ。向けただけで、ビビりまくってたぜぇ」
確かに向けただけでは振るったとは言えない
「でも警察に相談されたら…」
「アイツにそんな勇気ねえよ」
「ハハハ…そうですか」
「ところで、A」
「名前！？」
ザンザスが私の名前を呼んだ！？
いつもドカスとかで名前は全く呼ばないのに
「呼ばなきゃ、周りに怪しまれるだろ馬鹿が」
それでも十分嬉しい！
「偽名を教えろ」
「えーと…ザンは？」
「ハッ！そりゃあ、ねえだろ！」
スクアーロが腹を抱えて笑いザンザスが
「考え直せ」
冷たく言い放った
「デスヨネ―…」
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吉田 夕陽(プロフ) - めっちゃええ作品ですね！もう、なんか、世界観に入り浸って想像しながら読んでいると、ニヤニヤが止まりませんでした！神作ありがとうございます！！ (5月28日 21時) (
レス) @page34 id: ab26c36e5b (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ゆうさん！ありがとうございます！そう言ってもらえて、とても嬉しいです (2019年12月22日 8時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - えー！めっちゃいい作品じゃないですか！泣きました (2019年12月20日 21時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ログインできました！よかったらコメントお願いします (2019年11月21日 19時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風来坊 | 作成日時：2019年11月14日 17時
