色気がぁぁぁぁ！ ページ5
「落ち着いたか。…さっさと、そのひでえ面何とかしろ」
「あ、うん」
ザンザスの言う通り、私は涙で顔はクシャクシャ、鼻水ベトベト。まさにひでえ面の見本だ
「服で鼻水をふくなぁ！これを使え！」
スクアーロがテッシュを差し出してくれる
こんなお兄さん、本当に欲しかった！
「そろそろ夜だし、二人とも寝る？」
「ああ」
「そうするぜぇ」
「うん、…でも、どこに寝てもらおうかな」
二人を私の部屋から、今出すのはマズイ
母さんからしたら、ただの不法侵入者だ (ものすごく美形の)
「あ？ここで、いいだろうが」
そう言いながら、ザンザスとスクアーロが私のベットに入る
「ちょっと！？それ私のベットなんだけど！」
私の発言をザンザスは見事に無視し、スクアーロが
「分かってるぞぉ？だからお前も早くこい」
と言った
なるほどね！3人で共有すれば何の問題も…ってそんなわけあるかぁ！
二人の間に私が入るんでしょ？
問題だらけだよ！一睡もできないよ！
そう言いたかったけど、言っても状況は変わらないと思うから私もベッドの中に入った
耐えてくれ！私の心臓！
「二人とも〜寝ちゃったの？」
『…』
返事がない
二人とも結構寝つきがいいのだろう
「にしても、大好きな二人と…幸せで死ねる！」
アホな事を言えたのもそこまでだ
「ん〜」
二人が寝がえりをうって、こちらに体を寄せてきた！
「ふぎゃっ！ちょっと！それはもはや凶器！色気という名の凶器だよ！」
今日は、マジで一睡もできそうにない
というか、鼻血出そうだよ…
「A、起きろ朝だ…なにぃ！」
スクアーロの焦った声にザンザスが反応する
「どうした、カス鮫…ッ！」
ザンザスもスクアーロを驚かせたものを見て、言葉を失う
「ゔおおおおい！A！どうしたぁ、何があった！」
けたたましい声に私は飛び起きた
「え！？何、どうしたの？」
私は鏡を見ると…鼻血で真っ赤に染まった自分の顔が映っていた
「どうしたぁ！誰にやられたんだぁ！」
心配するのも仕方ない
私は申し訳なさそうに
「ゴメン、これ私の鼻血です…」
正直に白状した
「ドカス、なぜ何もないところで鼻血を出した？」
何もない？
確かに二人にとってはそうだけど私は、私は…
「二人の色気のせいでしょ！」
「！？」
二人がキョトンとした顔をする
…穴があったら入りたい
敬語…録音せねばぁ！→←二人の優しさに、ますます好きになっちゃうよ！
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吉田 夕陽(プロフ) - めっちゃええ作品ですね！もう、なんか、世界観に入り浸って想像しながら読んでいると、ニヤニヤが止まりませんでした！神作ありがとうございます！！ (5月28日 21時) (
レス) @page34 id: ab26c36e5b (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ゆうさん！ありがとうございます！そう言ってもらえて、とても嬉しいです (2019年12月22日 8時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - えー！めっちゃいい作品じゃないですか！泣きました (2019年12月20日 21時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - ログインできました！よかったらコメントお願いします (2019年11月21日 19時) (レス) id: 2959e30a52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風来坊 | 作成日時：2019年11月14日 17時
