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その時。
雅「にのっ！！！！」
和「…！」
声がした方には相葉さんの姿。
来てくれたんだ…！
仕事終わりに近くを通ってたのかもしれない、、
よかった、、、
視線が一気に相葉さんへと向けられ、男たちの力が一瞬緩んだ。
でも俺は相葉さんがきたことに安心して、力が抜けてしまっていて。
立っていられなくなり、ガシャン！と近くにあった物を倒しながらその場に座り込んだ。
雅「にのっ！！！」
まだ男たちはおれの周りを取り囲んでいる。
相葉さんがきてくれたけど、
この人たちをどうにかしないと、、。
でも、いくらジムに行って鍛えている相葉さんでも、こんなにがたいのいい男３人には力技では勝てそうにない。
相葉さんには怪我してほしくない...
どうしようと顔を上げると、相葉さんがなにやら鞄の中をゴソゴソと探っている。
雅「お前ら！今すぐにのから離れてとっととでていけ！」
そう言って鞄の中から取り出したものに手をかける。
途端。
大きな音がなり響く。
そう。保育園で働く相葉くんは、防犯ブザーというものを偶然にも持っていたのだ、、
ここは路地裏で人気がない場所とは言っても、すぐ近くにはたくさんの人。
こんな大きい音が遠くまで鳴り響いているのだから、何事かと人が集まってきた。
そして幸いなことに、近くにお巡りさんがいたみたいで、この状況を見てすぐに駆け寄ってきてくれた。
男たちは警察がきた！と慌ててその場から去る。
駆けつけてくれた交番のお巡りさんはその男たちを追いかけて走っていく。
あぁ、、たすかった、、、
相葉さんは男たちが去っていく様子を見届けるとすぐに駆け寄ってきてくれた。
雅「にの！！！大丈夫？何もされてない！？」
和「まぁ、くん」
相葉さんに優しく掴まれた肩はまだ震えていた。
けど、来てくれて本当に良かったと、ひどく安心する。
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作者名：Kai | 作成日時：2018年2月28日 10時
