2. 巡り ページ2
今日もつまらなかった
特別仲のいい女友達もいなければ
何かイベントがあったわけじゃない
帰ろう、そう思って靴を履いた時だった
ut「あ、君がAちゃん？」
『え、？ いや、はい。
そうですけど何かありました？』
みんなに 鬱 とか 大先生 とか呼ばれてる人に話しかけられた
この人も私と同じ、一種の
タラシ
とされている人だった
ut「いやぁ、男たらしって言われてるからどんな子かなって気になって見てみたんやけど
____別にたらしてなさそうやな」
『えっ』
いきなりの言葉に驚いてしまった
てっきり 「俺と遊ぼう」とか言い出すのかと思った
だって、女たらしで有名な人だもん
ut「なんでそんなにびっくりしてるん？」
『いや、思ってた返答と違ったので』
ut「あ、誘って欲しかった？」
『そういう訳でもないですけどね』
＿「なんや大先生、またナンパしとるん？」
ut「あぁ、トンちやっほ
ナンパじゃないよ お話してただけ｣
『じゃあ私お役御免そうなので帰りますね』
初めての、いや、久しぶりの感覚だった
高校に入ってから意識的に男子を避けていたから
懐かしいような気もした
___
tn「あの子、男たらしとか軽いって言われてる子やんな？」
ut「うん、
同類なら仲良くできるかなと思ったんだけどね
あの子はちょっと違うみたい」
tn「大先生も別にたらしやないやろ」
ut「ん〜、
まぁ可愛い女の子は好きだけどね」
なんて会話が繰り広げられてるのも知らず
ちょっとした暖かい気持ちを胸に家に帰った
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あおな(プロフ) - 桃風味の水さん» コメントありがとうございます！！面白いだなんて嬉しいです。笑 更新頑張ります！！ (2020年1月15日 4時) (
レス) id: c66ea83edc (このIDを非表示/違反報告)
桃風味の水(プロフ) - 面白いですね！更新楽しみにしてます！(*^^) (2020年1月14日 21時) (レス) id: 05d8028f83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおな | 作成日時：2020年1月14日 20時
