素敵な恋のはじめ方 2nd 【赤】 (ページ24)

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心友ページ24

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藤井「なるほどな、それで今は会いたくないって言っちゃって、そのままと…」

『うん』

ビールを飲んで、やっぱり日本の飯は美味い！なんて言いながら。

でも、私の話は真剣に聞いてくれた。

藤井「Aはさ、重岡さんのこと好きで付き合っとるんやろ？」

『そんなの当たり前。せやけど、大毅は分かんない』

藤井「それは穏やかやないなぁ…、でも、それは会ってちゃんと話さんとほんまのことは分からんのやない？」

それはそうだ。
話さないと分からないのは分かってるけど、
期待する答えとは違う答えが返ってくることが怖い。

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『……流星さ、なんで久しぶりに会ったのに私が元気ないって分かったの？』

私が唐突に聞くから流星も驚いてた。

でもすぐに、

それは愚問や。とでも言うように笑った。

藤井「何年Aのこと見とると思ってんねん(笑)何年、俺がお前に片思いしてたと思っとる？どんなに久しぶりでも、どんなに小さな変化でも、Aが元気か元気やないかくらい分かる」

『そっか……』

藤井「A」

『ん？』

藤井「Aは、そんな俺をフって、重岡さん選んだんやろ？こんな男前で優しい男を捨ててさ？」

『…(笑)それ自分で言う？』

藤井「言う！(笑)…だから、Aがちゃんと選んだ相手がそんな程度の男やったら俺、報われんやん？

だから、ちゃんと向き合え。

Aが我慢して言えずにいることちゃんとぶつけろ。頭ごなしに会いたくないなんて、相手もどうしたらええかわからんやん」

『うん…そうだよね…』

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