素敵な恋のはじめ方 2nd 【赤】 (ページ1)

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四月ページ1

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大毅と私が付き合い始めて

7ヶ月が経っていた。

季節は、8ヶ月目の4月を迎えていた。

『おはよ』

重岡「おはよう。朝ご飯出来てるで」

『ありがとう。美味しそ…』

大毅は健康オタクだから

朝食を抜きがちの私に厳しい。

家に泊まった日は決まって朝食を作ってくれる。

もちろん、私が大毅の家に泊まった日も。

重岡「今日から新学期ってやつかぁ、新入社員も来るんか？」

『うん、広報部にも1人来るって聞いた』

重岡「へぇ、ええ子やといいな？」

『大毅は？新しい人入ったりしないの？』

重岡「うちは自営の花屋やで？簡単には雇われへんし、人手は足りとる」

『だね(笑)』

時計をちらっと見ると出勤の時間が迫っていた。

『あ！やばい！行かなきゃ！』

急いでメイクと身支度をして慌てて玄関に走った

重岡「ちょっと待って！」

『ん！？』

重岡「弁当！はい」

『ありがとう』

大毅が泊まると、お弁当を作ってくれる特典もついてる。(笑)

『いってきます』

春の暖かな日差しの中、

幸せを感じながら

今日も出勤した。

＊＊＊

前作

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