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「はぁっ…!こんなに動いたのは久しぶりよ!」
マヒロ「セナ、すごくいい顔してるよ」
マヒロくんだって…
私達は見つめ合い、笑いあった。
その手はいつの間にか、踊ってもいないのに
繋がっていた…。
水篠「あらあら、すっかり仲良しね」
「水篠さん」
水篠「セナ、そろそろ帰るわよ」
そうだ…いつまでも寝ていたらお父様に怪しまれてしまう…
そうなる前に帰らないと
マヒロ「なぁ、セナ」
「どうしたの?」
マヒロ「また…会えるか?俺達」
また…会えるのかしら
星の国と月の国の人間が結ばれる事は珍しくない
だから別に私は貴方とまたここで踊ることは
きっとできるはずよ
「えぇ…!こんなに楽しい夜…忘れられないわ」
私と彼は
星が瞬くこんな夜
再び会う約束をした。
そのまま私は奥の部屋に連れていかれた。
その部屋には小さなベッドが置いてあるだけだった。
水篠「…ここのベッドでまた誓いを唱えたら、貴方は星の国へ帰れるわ」
「な、なるほど」
これで帰れる…
帰れるならきっと…またここに来られる。
「…どうして彼と私を会わせたの?」
私は水篠さんに聞いた。
水篠「…貴方と私はよく似ているから」
「…?」
それだけ言って、私達は誓いを唱えた。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時