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「…んっ」
あれ…私…
誓いを唱えて…
?「…ろ!」
ん?
マヒロ「おーきーろー!」
目を開けると、彼の綺麗な瞳があった。
「うあっ!マヒロくん!!??」
マヒロ「…おはよ、セナ」
キリッとした目が細み、口元が弧を描く
ふわっとした彼の笑顔に胸が熱くなった。
「…うん、おはよう」
って…ここどこよ
マヒロ「ベッド以外で誓いを唱えると、おそらくランダムに飛ばされるんだろうか…来たことも無い町だ」
「でも、ここは月の国よね?一応成功したのね」
マヒロ「あぁ、そうみたいだな」
あぁ、なんだか恥ずかしいわ
だってこんなの…初めてなんだもの
「マヒロくんはどうしてまた、私に会いに来てくれたの?」
マヒロ「…あ、そうだな…なんというか、お前のことを俺が忘れられなくって」
「…っ///」
まさか、マヒロくんも同じことを…!!
マヒロ「ていうか、あいつは誰なんだ?」
「私の婚約者よ、無理やり決められたなんでもない相手」
マヒロ「…婚約者」
マヒロくんの表情が一気に曇る。
「ど、どうしたの?」
マヒロ「…いや、俺あいつがただの変質者だと思ってたから…」
「ふはっ…!やだ!ほんとにそう思っていたのね!」
笑いが止まらない私を見て、マヒロくんも一緒に笑ってくれた。
マヒロ「これから、ずっと…一緒にいよう!俺がセナを幸せにしてやるよ」
真っ暗だった私の心は一気に晴れて、誰よりも貴方が私のヒーローになった。
夢中になるほど、私は貴方に惹かれていた。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時