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重苦しい扉の向こうには
さらに重苦しい、この国の頭がいる。
「失礼します。」
父「セナ、こちらへ来なさい」
もう夜なのに、一体なんの用なの?
お父様…
「…え」
すると、隣の部屋から1人の男の人が現れた。
黒髪に凛々しい顔立ち。背丈も高く美しい人
父「紹介するよ、僕の親友の息子さんで君の婚約者の
星名ライアくんだ。」
ライア「初めまして、セナさん」
この人が…私の婚約者…!?!?
ソラ「…お嬢様」
「…はっ!」
「ほ、星ヶ崎セナ…初めまして」
気分が悪い…嫌気がさした。
お父様はあえて言わなかった、私に婚約者を会わせることを。
父「ライアくんはすごく優秀でねー、名門大学を首席で出て今はこの国の上に立つ人物だ。そんな彼が君の婚約者に立候補してくれた。なんともありがたい」
ライア「いやいや、お嬢さんみたいな素敵な人を婚約者に貰えるなんてありがたい限りです。」
な、何…それ
もう決まったの?私は…私は何も聞いてないわ
ソラ「…」
「…ぁ」
父「セナが女王になった時に、君との婚約を発表しよう。」
私の意思なんて、何も聞かない…効かない
まるで私の心は、星屑一欠片すら無い
吸い込まれるような真っ暗な闇空の様だった。
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メロンパン - お久しぶりです。受験、終わりました。やっと、セピカさんの話読めます!私、この非現実的な話好きですわ。これからもよろしくです! (2021年3月16日 19時) (レス) id: 4669bf361c (このIDを非表示/違反報告)
葵 林檎 - 情景が浮かびやすくて、とても綺麗な感じだから、めっちゃドキドキして読んでいます…! この二人は、どうなるんでしょうか…?! 更新、頑張って下さい!めっちゃ応援してます…! (2021年2月17日 16時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 自分も許されない恋をしているので、主人公にすごく共感できます…。 (2021年1月29日 19時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年1月25日 21時