中原 中也 ───お化け屋敷 ページ30
「お化け屋敷！」
と元気よく言って、気乗りしない俺を引っ張って颯爽と中に入っていったのはAだったのだが。
「……おい、なんで俺の外套を思いっきり握ってやがる」
「ひっ」
情けない声と共に、弾かれたように俺から離れたAは、涙目で此方を見上げた。
「に、逃げないようによ！中也が怖がってどっか行ったら困るじゃない！」
「どっちかって言うと、手前の方が逃げ出しそうだがな」
「そ、そんなことないもん！行くわよ！」
直後、後ろから騒々しい足音が聞こえて、Aは物凄い悲鳴を上げて走り出した。
……おいおい、暗いんだから……。
思った通り、陰から何かが飛び出してきたらしく、再びAの悲鳴が響いた。
「仕方ねぇな……」
大股でAの所まで行くと、外套の中に包み込む。
「さっさと出るぞ」
怪物達の呻き声と、前後の客が上げる悲鳴に掻き消されないように、耳元で囁く。
「あと、手前、かなり煩い」
間髪いれずに深く口付ける。
頭を押さえて逃げないように。
「また叫んでみろ、次は腰が砕けるほど、もっと深いキスしてやる」
「２度とその悲鳴聞かなくてすむようにな」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
中也「あ？星くれよ、星」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥！ (10月17日 21時) (
レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ！ (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です！ (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん！ドSなとこも好き！違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久田 螺々亜 | 作成日時：2016年4月8日 21時
