森 鴎外 ページ28
「おーい、Aー。終わったぁー?」
高級デパートの中のとある一店の前。
私は中也達と待ちぼうけをくらっていた。
「まだ。絶対に来んなよ、変態」
「てっめ!首領に向かってどんな口きいてやがる!」
いきりたつ中也を手で収め、私は大人しくその場に正座することにした。
事は数時間前に遡る。
エリスちゃんの為に色々と買い物をしていたところ、思いがけない壁にぶち当たった。
「……エリスちゃんの下着……!」
「気持ち悪い」 byエリス
そこに丁度居合わせたのが探偵社員であるAだった。
かくかくしかじか話すと意外にも彼女は快諾してくれ、今に至る。
「はぁ、終わったよ……って、え!?何!?正座!?」
「大人しくしておこうと思って」
「いつもそれぐらい静かだったら好きなのに、リンタロウ」
顔が自然と綻びるのは仕方のないことだ。引くな。
さてまあ、と私は立ち上がると、Aから紙袋を受け取った。
「感謝するよ、A」
「ふん、貸しだからね」
「いつもはあんなに刺々しいのに、今日は可愛らしいね」
……私服のせいかな。
いつも通り反論がくると思っていたのに、ふとAを見ると、そこには赤面があった。
「……帰る」
……ふふ、初だなぁ。壊したくなる。
「A」
反射的に振り向いたAの顔を引き寄せてキスを落とす。
見開かれる瞳のなんて美しい。
「その瞳に私だけを映してくれるかい」
「毎夜毎夜愛を囁いてあげよう」
**********
森「君の瞳はお星様も落ちる……!」
作者「……は?」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥! (10月17日 21時) (レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ! (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です! (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん!ドSなとこも好き!違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久田 螺々亜 | 作成日時:2016年4月8日 21時