織田作之助 ページ25
「ほんっとに、もう、太宰は嫌だ……って、織田作！聞いてるの？」
ウォッカが注がれたグラスを揺らしながら、頬を紅潮させるのは同僚のA。
否、同僚という言い方では彼女に失礼だろうか。
俺は只のしがない何でも屋。
対してAは、あの最年少幹部直属の戦闘員。
尤も、このバーでは友人という扱いでいいのだが。
「ああ、勿論だ。今日の戦闘中に太宰がサンドイッチを食べ始めたのだろう？」
「違うわよ……あいつ、サンドイッチを作り始めたのよ」
太宰なら鼻歌交じりでやりかねないな。
あぁ、そうだ。まだ固豆腐も食べさせてもらっていなかった。
「ほんとなんであいつの部下なのかしら……織田作と一緒に働く方がいいわぁ」
今度首領に直訴しようかしら。
小さくそう呟くと、Aはグラスを置いた。
ぽすん、とAの頭が俺の肩に乗る。
「……ちょっと高い」
「……首が短いんじゃないか？」
けっこう真面目に答えたのに凄い勢いの蹴りをくらった。
カウンター下で互いの足は見えない筈なのに、狙いは正確で感心してしまう。
「少しは雰囲気読みなさいよ……」
Aは呆れたようにカウンターに突っ伏した。
……ふむ。状況としては、傷心中の女性が一人、俺の目の前にいる。
「……と、なれば」
「な、なに」
続きの言葉は、俺の唇で遮ってしまって聞こえなかった。
代わりというように、柔らかなAの唇が快感を呼ぶ。
……全て受けて止めてやる。だから、
「安心して俺に全部委ねろ」
「悪いようにはさせないから」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
織田作「えーっと、「評価もらえるようにかっこいい言葉でアドリブしろ」って太宰のほうが得意じゃないか？」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥！ (10月17日 21時) (
レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ！ (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です！ (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん！ドSなとこも好き！違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久田 螺々亜 | 作成日時：2016年4月8日 21時
