【刀剣乱舞】私のおばあちゃんの家が驚きなのですが…其ノ弐

鶴が五十三人 ページ5

ハッキリしたのは良いけど、なんで鶴丸を連れていったのか

歴史改変に鶴丸が必要だとか？






『よし、みんな大事な話あるから広間に集まってて
あ、伝達もよろしく』






手入れ部屋にいた三振りにそう告げて、私は自室に戻った




明日政府の元へ行ってみよう、そして、出方次第で私は政府と敵対しよう



この本丸だけは潰して欲しくない

それが私の唯一の願いかな






＿＿＿＿




『出席ー！国永以外でいない人いるー？』




返事なし、みんな揃ってるみたい
ここに立つのもだいぶ慣れたね
最初は小鹿のように震えてたけど、今なら一人ひとりの顔が見えるからこの上座がお気に入り







『これからの方針について、軍議を始めたいと思います

まず一つ目は、“鶴丸国永”の奪還、という方が正しいよね。明日、私は政府の所へ行って、話をしてきたいと思います』









私が政府の元へ行くと言った途端、ざわついた
なんでそんな驚くことあるかな？







「…随分と危ない橋を渡るのだな」




静かで小さい声だけど、三日月の一言で広間が静まり返った






『国永を取り戻せるなら、出来ることはやりたいの』





「ふむ…
あいわかった、この俺が同行しよう」







三日月の発言に私はかなり驚いた
いま、付いてくるって言ったよね？






『それだと三日月が危「はっはっは、なぁに、じじいとはいえ、足でまといにはならんさ」』







遮りやがってこのクソジジイ
じゃなくて


こう言い出したら三日月はブレない
諦めて同行を許可するしかないな





『…わかった、おじい、一緒に来て』




そう言うと、三日月は微笑んで頷いてくれた
って私が押し切られたんだけどね





『で、二つ目
実は審神者って、霊力を使い果たすと死んじゃうそうです
それは私としてはどうでもいいんだ



「「それはもっと早く言えっ！！！！」


すみません』






素晴らしいシンクロ率
ここにいるみんなから同時にしかも同じ言葉で怒られた





「どうでも良くないよっ！
なんでもっと早く言わなかったの！？」




燭台切に両肩を捕まれ、前後に振られる
太刀って力強いんだね






「みっちゃん！お嬢の目が回っちまうよ！」






太鼓鐘が間に入って止めてくれた
話の続きをしようと咳払いをする







『私にとって大事なのは、もし、私がいなくなった本丸がどうなるか
多分、政府の元で働くか、別の本丸に行くか、解刀されるかなんだけど




みんなはどれを選びたい？』

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