鶴が六十九人 ページ21
なるほどね、確かに丁度いい人選かもしれない
『分かった、出陣は今日の夕方
みんな、それまでゆっくり休んでいて』
そこまで言うと各々部屋に戻っていった
みんなが部屋に戻ったのを確認してから私は中庭へ向かった
＿＿＿＿
家族の墓石の前にしゃがみ手を合わせる
『これで、良かったのかな…』
返事が返ってくるわけじゃないのに、ついつい呼びかけてしまう
『みんなで笑って帰ってくるね
それまで、本丸のことお願いします』
そう言うと、私は自分の部屋に戻った
夕方までまだ時間があるから、少しだけ学校に行ってみたい気もした
新学期始まってそうそう三日も休んでしまった
でも、私からすればもう何ヶ月も行っていないような感覚
あの平和な空間を思い出すだけで思わず笑いそうになった
とりあえず、今は部屋で準備をしよう
何があるかわからないから、とりあえずお札をいっぱい持っていこう
本当はあまり霊力を使っちゃダメなんだろうけど、私は札に霊力を込めて、貼るだけで少しでも傷が癒えるようにした
『う…っ、』
約20枚ほどその作業を繰り返しただけで、目が回る
まるで空から落ちてるような感覚
霊力って、それほど大事だったんだ
私が居なくなったら、本当にみんなは…
いや、今考えるのはよそう
前向きなことを考えるんだ
誰1人折れることなく、帰ってくるんだ
＿＿＿＿
少し早いけど、私は広間に向かった
じっとしていられない、落ち着きがないってやつね(笑)
みんなが来るのをうたた寝しながら待とうと思い、襖を開けた
すると驚くことに出陣部隊がみんな揃っていた
『まだ、早いよね？』
ビックリしすぎて声が震えた
「ジッとしてらんなくてさ〜」
「清光、ずっとソワソワしてたもんね〜」
「そういう大和守さんも、ソワソワしてましたよ！
あと兼さんと陸奥守さんも！」
なんだ…
みんな考えは同じなんだね
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.
夷空斗です
申し訳ありません！！
予測変換を使って打っていたら、山伏が、山姥切になっていましたっ！！
ご指摘くださった皆様、本当にありがとうございますっ！
本当にまんばちゃんに囲まれたらイケメンすぎて私は昇天してしまいます……(笑)
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夷空斗(プロフ) - 蒼い薔薇さん» コメントありがとうございます！なんとか完結させることが出来ました！この話を読んでいただきありがとうございます！！ (2018年9月29日 19時) (
レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼い薔薇(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後の展開には、ウルっと涙腺が緩んでしまいました！この小説を読んで鶴丸がもっっと好きになってしまいました。本当に最高の作品でした。 (2018年9月29日 0時) (レス) id: ac233dda56 (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 私もいつもコメントを返していただけて嬉しいです！コメントを通して作品の励みにしていただけて、お話できて良かったです！次作を書かれるのならばすごく楽しみです！こちらこそこの作品に出会わせていただいてありがとうございます！ (2018年9月17日 22時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
夷空斗(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さん、いつもコメントありがとうございます！本当に励まされました！素晴らしい作品と言っていただき、本当に嬉しいです！！最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます！ (2018年9月17日 22時) (レス) id: 607aafe4eb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 毎日この話を読むためにこのサイトを開いて更新を楽しみにしていました。完結したのだと知って涙が止まりません…本当に素晴らしい作品でした…。夢主ちゃんと鶴丸が向こうの世界で幸せになってくれればと思います。完結おめでとうございます！この作品が大好きです！！ (2018年9月17日 21時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夷空斗 | 作成日時：2018年9月2日 0時
