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84. ページ34

ただいま工藤邸におじゃま中。



『ちょっと新一くん。蘭ちゃんとのクリスマスデートについて計画立てるんじゃなかったの?』



「デートじゃねぇっつーの...。」



人のデートプランを考えるのがこんなに楽しいなんて知らなかった。



自分はやらないから無茶な計画だってできる。



これ、傍から見たら嫌な先輩かな。



『...そういえば、告白、どうするの?』



「は!?」



一気に顔を赤くして慌てるため、なかなか面白い。



『ほら、クリスマスプレゼント用意して、プレゼント交換して...そうだ、一緒にレモンパイ作ったら?好きでしょ?』



「...センパイ、なんで俺がレモンパイ好きだってこと知ってんすか?」



『えっ、あぁ、蘭ちゃんから...!』



かつて新一くんが好きだった時に得た情報。



レモンパイを作って渡そうと考えて、一生懸命作ったっけ。



「ふーん...。」



...多分、嘘ついてるのバレてる。



彼は観察力がすごいから、嘘をつく時の癖なんか一発だろう。



この際、新一くんを勇気づけるために言ってもいいんじゃないか。



『...実はさ』

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作者名:hjnPRvuDEVdasep | 作成日時:2022年10月17日 22時

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