夜刻、君を追いかける【名探偵コナン】 (ページ18)

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｢萩原さん、暑いです...。｣

｢そう？俺は寒いけどなあ。｣

もう4月。

だんだん暖かくなってくる季節に、萩原さんはくっついている。

｢葵ちゃん、連絡先交換しない？｣

｢...連絡先だけなら。｣

思ったよりもがっつく萩原さんに驚いた。

常に女性に囲まれているが、萩原さんが一人の女の子を追いかける姿は見た事がない。

｢とりあえず、近いです...！｣

｢えぇ？なんで〜？｣

『なんでって何...。』

そう呆れる。

そろそろ後輩ちゃんが可哀想になってきた頃、ある一人の人物が近づいてきた。

｢店でナンパするのやめてもらえますか？｣

水を机にドン、と置いてまたキッチンへ戻っていった。

｢安室ちゃんこわ...。｣

｢安室さん、ナイスです...！｣

この調子だと、後輩ちゃんは、萩原さんじゃなくて安室さんに恋してしまいそう。

『萩原さん、気をつけましょうね。』

｢参ったなぁ...ポアロ以外会える場所ないんだけど。｣

少しだけ悲しそうな顔をした萩原さんを見た後輩ちゃん。

｢...いいですよ。お出かけ、一緒にしてあげます。｣

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後輩の名前変更可能です。