第6話 ページ7
そらるside
ま「ぃやっふ〜！」
まふがはしゃいでベッドへ飛び込む。
そ「ホコリまうからやめろって」
「いいじゃんw」
千里くんと別れてからずっと浮かない顔をしているA。
そ「で、なんか言うことある？」
「え？」
ま「なになに？何の話ですか？」
そ「悪いまふ、ちょっと坂田くんたちのとこ行っててもらえる？」
まふは大事なことだと読み取ってくれたようで、部屋を静々と出ていく。
そして1対1のサシで話せるように2人になる。
そ「何か言いたいことあるんじゃない？」
「一ノ瀬さん、俺…」
ベッドに腰掛け、Aの隣へ腰を下ろした。
Aは怖がっているのか、口を開いた時から小刻みに震えている。
俺は、それを治めるように、背中をさすり、震えている手を握る。
そ「うん。」
「俺、実は…、恐怖症が、あって…」
そ「うん。大丈夫。気にしないよ。何かあったらみんな守る。絶対。約束する。」
少し拳に力が入り、何かを決心したように震えたままでこちらに向き直った。
「俺、実は、先端恐怖症っていう、持病があって、これは、千里君しか知らない。」
そ「うん。話してくれてありがとう。」
「俺、千里君と部屋が別になった時に、相川君にも話そうと思ってたけど…」
そ「うん。みんなに話すのは、ゆっくりでもいいと思うよ。今回は、まふと千里くんをチェンジしようか。」
そんな急ぐ案件でもないし、何より、恐怖症を知っている人が揃っているだけで、
いくらかは安心できるだろうから。
「ありがとう。」
そ「当たり前だよ。ちょっと待っててね、みんなに話して千里くんこっち連れてくるね。」
「いや、相川くんでいいよ。千里君が来るといろいろとめんどくさいから。」
千里くんはいったいAに対して何をしたのやらw
本当に嫌そうにめんどくさいというAが面白くてつい吹いてしまった。
その夜、みんなが寝静まった頃にGoogle先生に聞いてみた。
そ「こんななんだ…。よし。スクショしとこ。」
ｺﾝｺﾝ
夜遅くに部屋を叩く音。
修学旅行でもないから別に見回りなんて居ないし。
とりあえず、ドアを開けてみると、千里くんが立っていた。
そ「Aの恐怖症、聞いたよ。」
セ「僕も、会社で出会って間もない頃に教えてもらいました。」
そ「うん。」
セ「僕だけが知ってる秘密だったのに、そらるさんに知られちゃったらあかんやないですか」
そんな恋の敵を見る目で見なくてもいいのに。
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彗(プロフ) - くっそノロマな亀さんで申し訳ないです (2021年8月17日 19時) (
レス) id: 48237b2105 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - ゆきかさん» 初コメありがとうございます！亀さん更新となっておりますが、頑張って更新したいと思います！応援してありがとうございます！ (2019年10月30日 9時) (レス) id: 9a683522d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 初コメ失礼します！すごく好みの作品で楽しく見させていただいています！続き待ってます！ (2019年10月25日 23時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします到します！ (2019年9月30日 21時) (レス) id: 9a683522d2 (このIDを非表示/違反報告)
寂しがりやの泣き虫テディベア(プロフ) - はじめましてぇ！すぃさんのさくひんをはじめてょませていただいたんですがぁ、すごくおもしろかったですぅ！！これからもぉ、ぉぅぇんしてますぅ！！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: f70735f688 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2019年4月25日 22時
