prince of legendー短編集ー続

京極尊人 ページ49

竜side




今日は兄貴が彼女を連れてきた




「竜くん！久しぶりー！」


竜「久しぶりだな〜！A！」


「あれ？身長伸びた？」


竜「そりゃ、成長期だし…」


「ええー？私より小さくて可愛かった竜ちゃんはどこ？」


竜「いつまでも子供じゃねえよ！」


「えぇー？可愛かったのに…」


竜「っ…//」


「あれ？照れてる？」


竜「は、はぁ！？べ、べつに！//」


「やっぱり可愛いー！」





俺がAとの久しぶりの再会を堪能している時だった



尊「りゅーうーちゃん」


竜「ひぃっ！」


尊「久しぶりの再会のとこ、わりいなぁー」


竜「あ、そ、そんな！」


「あれ？尊人、怒ってんの…？」


尊「ったりめぇだろ！帰ってきて、せっかくイチャつけると思ったのによお！」


「い、いちゃつくって…//」


尊「お前は竜、竜って！竜ばっかじゃねえか！
んだよ…俺の事はどうでもいいのかよ…」


竜「あ、兄貴…？」


「どうでもいいわけじゃ…」


尊「でも！竜のこと可愛い可愛いって！
俺は？」






兄貴じゃねえ…
俺の知ってる兄貴はもっとこう、男らしくて
俺になんて妬かねえのに…





「尊人も可愛いとこあるよ？」


尊「じゃあよ！ハグしてくれよ！」


「え！？」


竜「兄貴！？」


尊「なんだよ！竜の前じゃできねえのかよ…」


「あ、いや、」


尊「俺より竜かよ…」


「ち、違う！」


尊「じゃあ！ん！」





こんな甘々な兄貴…見たことねえ






「……」








Aが俺に目線を送って来る

俺は黙って頷く






「はぁ…はい」


尊「んふふ〜」


竜「…はぁ」


「満足ですか？」


尊「まだー！」


「はいはい笑」




呆れたような顔しながら嬉しそうなA

Aにハグされてニンマリしてる兄貴






尊「竜ちゃん！このように、Aは俺のだ！
取んじゃねえよ！」


竜「はぁ…はいはい」









取るも何も、Aは兄貴に夢中だよ…笑






END




＜リクエスト＞

・尊人が嫉妬


より

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