４１◇記憶という悪夢：☆ ページ41
ああ、そっか・・・
眠れなくて、外に出て・・・
キャラバンにもたれて座ってたら、寝ちゃってたんだ
美月＞ハァ・・・ハァ・・・ッ・・・。
？？＞美月！美月！！
美月＞修也・・・！
？？＞美月！！
美月＞【ハッ】！！・・・・・あ・・・。
目の前にいたのは、私の両肩を掴んで揺すったのは・・・・・鬼道有人だった
あぁそうだ・・・・・豪炎寺修也は今・・・ここにはいないんだ
幼馴染みで、サッカー仲間で
頼りになって、ちょっとシスコンなくらい妹想いで
いつの間にか私より大きくなっていて、いつの間にかちょっとカッコ良くなってて
気づいたらいつも、どんな時でも、私の側にいてくれて、支えてくれていた
そんな豪炎寺修也という彼は、今ここにはいないんだ
鬼道＞美月、大丈夫か？
美月＞あ・・・うん、ごめん。大丈夫。
一之瀬＞けど、すごい悲鳴だったよ。
壁山＞俺、思わず飛び起きたッス。
美月＞あはは、ごめん。
風丸＞無理に笑うなよ。顔色悪いぞ。
円堂＞本当に大丈夫か？
美月＞あ、うん。平気。ちょっと・・・・・悪い夢を見ただけだから。
栗松＞悪い夢、でヤンスか？
美月＞うん・・・・・昔の・・・記憶という名の、嫌で悪い夢を、ね。
吹雪＞美月ちゃん・・・。
鬼道＞・・・・・。
秋＞けど、風丸君の言う通り、本当に顔色が悪いわ。今日は休んでた方が・・・。
塔子＞キャラバンの中で寝直してきなよ。
美月＞うん、でも・・・・・またあの夢を見そうで・・・・・ちょっと怖い、かな。
無意識、だったと思う
咄嗟に左手を、私は自分の首に添えていた
鬼道＞・・・・・。
塔子＞あたし、側にいようか？
美月＞寝るのは怖いけど、今はちょっとひとりでいたいから。ありがとう、ごめんね。
塔子＞別に、いいけど・・・。
美月＞じゃあ、お言葉に甘えて。ちょっと失礼するね。
塔子＞・・・・・。
なんとか笑顔を作って、軽く片手を上げてキャラバンに向かった
その私の背中を、少し悲しげな顔で塔子が見送っていたのを、私は知らない
鬼道＞塔子。
塔子＞ん、何？
鬼道＞美月の両親のことを詳しく教えてくれ。
塔子＞え？んー・・・詳しくって言われてもなぁ。
風丸＞鬼道。なんで、美月の両親のことを聞くんだ？
鬼道＞・・・・・うなされながら、美月は母親を呼んでいた。そして、「もうやめて」、「ごめんなさい」と。何度も言っていた。
塔子＞そっか。やっぱり美月、昔の夢を見てたんだ・・・。
鬼道＞昔の夢？
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イケト - それと心の脚も読みました！更新楽しみにしています！ (2016年7月30日 16時) (
レス) id: 681dae548f (このIDを非表示/違反報告)
イケト - 緋色の少女と・・・も見ました！すごい面白いです！更新頑張って下さい！ (2016年7月30日 16時) (レス) id: 681dae548f (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん(プロフ) - 凄く面白いです( ＾∀＾)続きを楽しみにしています。 (2015年12月11日 6時) (レス) id: 6a402f7e44 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴(プロフ) - ひびきさん» ありがとうございます！あ、いえ・・・キミソラ自体知らないです。すみません(´・ω・`) (2015年11月8日 23時) (レス) id: 28230aed45 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき - おもしろいです。主人公の名前で思ったのですが、キミソラが好きなのですか？ (2015年11月8日 22時) (レス) id: 933070ad77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2015年7月13日 22時
