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(特に違和感とかもねェですぜ。)
沖田らは首を傾げた。
これくらいなら仕事が終わった後にでも出来るはずだが、Aは何故急に非番なんて言い出したのだろう。
続いてAは団子屋に行って幾つか団子を頼んだ。
無意識に頬を緩ませて団子を食べる様子は何とも可愛らしい。
すると突然、Aに影が差した。
「よォ、仕事サボって呑気におやつですか？税金ドロボー」
「サボりじゃねー、今日は非番取ってんだよ。」
(よっ、万事屋ァァァ！！)
(もしかして非番取ったのは旦那と会うためですかィ)
(いや、まだ分からねーよ。偶然かもしれない。ていうかきっとそうだ俺はそう信じたい。)
(と、トシ？？)
三人が心の声で言い合っている間にも、Aと一言二言会話して銀時はAの隣りに座った。
そしてAの皿から団子を一つ取り上げて頰張った。
「坂田、偶然だね。」
「おー、団子もらうぜ。」
「言う前に食べてんじゃねーか」
二人の間には和やかな雰囲気が漂う。
その独特の、他の者が入る隙を与えない空気感に土方はイライラした。
(ただでさえ野郎が気に食わないってのに……。)
知らず知らず眼光が鋭くなる。普段ならそんな土方を「あれ、嫉妬ですかィ」とからかっていた筈の沖田も、突然の銀時の登場に余裕が欠けている。
そんな二人に近藤はひたすら「まぁまぁ」と宥めることしか出来ない。
(こんなに分かりやすいのになぁ……。)
素直に表情に嫉妬を表す沖田は年相応だし、鬼の副長として常に冷静さを保っている土方も不機嫌そうな様子はちゃんと人間らしさを伺えた。
なのにこれが本人を目の前にすると途端に隠れてしまうのだから、決して鈍くはないAも彼らの好意に気づくことは難しい。
と、突然銀時はAとの距離を近くし、彼女の耳に顔を近づけてヒソヒソと話し掛けた。
「オイ、お前つけられてんぞ」
「知ってるよ、屯所出てからずっとだ」
「え？お宅ら何？江戸の治安を護る筈の警察はいつからストーカー行為に励むようになったんですかー？」
「知るか！非番取ったのがそんなに珍しいか？私休んじゃ駄目なの！？」
「こっちこそ知るか！」
こんな甘さの一欠片もない会話だが、二人の距離は近く雰囲気も相まって近藤らにはイチャイチャしているようにしか見えない。
→←一人で街を歩いている時に知り合いにあっても大丈夫なタイプ？嫌なタイプ？
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通行人N(プロフ) - 謬見さん» コメントありがとうございます(_ _;)毎週土曜日更新の予定です。Twitterで更新したらお知らせしていますので、ぜひそちらも✨これからも頑張りますのでまた感想をお聞かせ下さいね！ (2022年11月20日 16時) (
レス) @page17 id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
謬見(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました(*´꒳`*)更新待ってます！！ (2022年11月19日 21時) (レス) id: 9ecb800a6a (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - 鬼魂さん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので宜しくお願いします。 (2022年11月14日 15時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
鬼魂 - とても面白いです！更新頑張って下さいｯ!楽しみに待ってます！！ (2022年11月13日 16時) (レス) id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通行人N | 作成日時：2022年10月1日 10時
