10 ページ10
HC side
「やべっ、タオル忘れてきちゃった！！」
JE「あーあ、やっちゃったねえ」
RJ「懲りないねお前、早く行ってこいよ」
JM「俺たち先帰ってるね〜？」
と小言を言ってくる奴らに背を向けて俺は練習室へ戻った
「あーあ、マジでツイてないわ〜」
そう言いながら忘れたタオルをぶんぶん振り回し廊下を歩く
ガチャ
…え？あそこって、噂の…？
え、やばい幽霊？まじでいんの？無理、おい
ジェノとか連れてこればよかったまじでどうしよ
って思ってパニックになってた矢先中からとんでもなく綺麗な男の子が出てきた
ある意味この世に存在しないなこりゃと思いつつ、すくんだ足を持ち直し、その扉へと向かう
なんでいるのか問い詰めると逃げようとする綺麗なこいつ
絶対逃げさせねえ、何か聞かなきゃと思って口から出た言葉は
「…あんたが噂の幽霊さん？」
失礼か、さすがに初対面でこれはだめだろ、いくらなんでもな、おいイ・ドンヒョクしっかりしろ
なんて頭で言い訳をゴタゴタ並べていると
『…そう、です…』
なんて意外にも肯定の言葉が返ってくるもんだから俺は思わず吹き出した
話をしていれば、どうやら彼は日本人で、ここに来てからもう2年も経つらしい
俺はユタヒョンしか日本人を知らなかったけどもう1人いたんだなあ〜なんて思いながら、Aの違和感すら感じない流暢な韓国語に感心していた
なぜずっと個人レッスンなの、とはさすがに聞かなかった
聞いちゃいけない理由があるんだろうし、こいつも理解して行ってるはずだから俺が首を突っ込むところじゃないなって
そしてどうやら俺たちは同い年だったみたいだ
まだ誰も知らないこの子の存在を俺が1番に知れた嬉しさを抑えきれずに抱きついた
こいつほっそ、なんて思っていると
『ば、ばか！い、いきなりやめろよ！』
なんて引っ剥がされ、俺と正反対の真っ白な肌をほんのり赤く染めているAを見て不覚にも胸が締め付けられる思いがした
いや、待て待て、こいつは男だ
ドンヒョク、お前も男だ、落ち着け、いつも通りだ
Aもロンジュンやジェノ、ジェミンと同じだ
そう心を取り戻し、減るもんじゃねえからいいじゃん、女の子みたいだな、ウブだな〜なんてほっぺをうちゅうちゅしていると
Aが急に俺の顎を掬って自分の顔に近づけた
いや、この距離は…心臓に悪くね…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かしょりん。(プロフ) - ドラマ全員にバレますように笑笑 (2021年3月30日 12時) (
レス) id: d293b417df (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - あごごさん» コメントありがとうございます！その展開本当に良いですよね…！こうやって後押ししてくださる方もいるのでまた自分なりにアレンジして書き進めますね！ありがとうございます！ (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - MOARMYさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！！テンくん…素晴らしいチョイスですね…！ また書き進めますので楽しみにしていてください！！ (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
back2u_(プロフ) - dikさん» コメントありがとうございます！早速取り入れさせて頂きました…！一 ちょっとずつカットして早くBOSSまで書きますね！！ (2021年3月8日 5時) (レス) id: a82a0956d0 (このIDを非表示/違反報告)
あごご(プロフ) - 結局全員にバレちゃって、そっからはメンバーの恋心も加速しちゃうし、メンバー以外にバレないように守るのに必死だし…みたいな感じを期待します！とっても面白いです！ありがとうございます！ (2021年3月8日 0時) (レス) id: ff490aeee3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：back2u_ | 作成日時：2021年3月3日 14時
