☆.たけだ しょうた。 ページ27
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私と翔太は、しょせん幼なじみってやつだ。
それは10年前も今も10年先も変わってないだろう。
「A、数2の課題見せて」
「だーめ、自分でやれ馬鹿」
「お前、野球で疲れた俺をいたわれよ」
「こっちだって勉強で疲れてんです、」
「いいじゃん、なんのために隣に住んでんだよ」
「翔太に課題を見せるためではないね」
ダーッうるせぇ、と頭をガシガシかいた翔太は
アイス買う、そう言ったのを聞き逃さなかった。
「はいどうぞ」
「…どーも、アリガトウゴザイマス」
恋と友情を天秤にかけたら
いつだって左に少し傾く。
この関係を壊すくらいならこのままでいい。
いつも自分に言い聞かせてきた、
「…サッカー部の佐藤に告られたんだって？」
「うん」
「なんで言わねぇんだよ」
「…なんで、翔太に言わなきゃいけないのよ」
「幼なじみじゃねぇか、俺たち」
幼なじみなら何でも言わなきゃいけないの？
なら私、翔太に言えてないことばっかりだよ。
「私は翔太のものでも何でもないじゃん」
もうこの話はやめよう、とノートを片付けに立ち上がった私の腕を強く掴んで翔太は何も言わない。
「……翔太？……」
強く腕を引かれた私はぺたりと翔太の隣に座り込んで、ただ彼が口を開くのを待った。
「…なればいいじゃん」
「え？」
「……つぅか、いい加減、俺のもんになれ」
この鈍感やろう
私のおでこを小突きながら笑った翔太は
すごくすごく楽しそうだった。
その笑顔に見とれて、言葉の意味を理解した私の顔はさぞ真っ赤になっていただろう、顔が熱い。
「返事は？」
「……えっと、…改めて、よろしく」
「おう」
初めて重ねた唇は
すごくすごく優しかった。
〔 天秤じゃ 愛の重さを計れない 〕
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water.(プロフ) - はまさん» コメントありがとうございます。心苦しく大変申し訳ないのですが、現在リクエストは受付しておりません。私生活の方が落ち着きましたら、また募集させていただきますので良ければお待ち頂けると嬉しいです。重ね重ね大変申し訳ありません。 (2017年12月9日 0時) (
レス) id: 049a4bac00 (このIDを非表示/違反報告)
はま - 佐々木千隼選手お願いします！ (2017年12月8日 10時) (レス) id: 32372ca59a (このIDを非表示/違反報告)
water.(プロフ) - さんかく。さん» こちらこそご参加ありがとうございました！早く一軍で活躍する鉄腕が見れることをお祈りしてます。 (2017年9月5日 20時) (レス) id: 049a4bac00 (このIDを非表示/違反報告)
さんかく。(プロフ) - リクエストの方、ありがとうございました(T_T)もう素敵過ぎました…！ (2017年9月5日 7時) (レス) id: 73d165b07d (このIDを非表示/違反報告)
water.(プロフ) - Fumi☆さん» こちらこそリクエストありがとうございました！これからもよろしくお願いします…。 (2017年4月6日 23時) (レス) id: 049a4bac00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：water.
| 作成日時：2016年12月24日 0時
