天邪鬼の奇才プレイヤー２ (ページ1)

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ペルージャへページ1

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________2016年

モデナで途中契約をし、トリックスターとして一躍有名になった彼は
今、同じイタリアのペルージャにいた。

2015/16シーズンのモデナと契約を満了し、

2016/17シーズン、たくさんのオファーの中からペルージャを選んだ。

『どうしてペルージャを選んだ？
たくさんのオファーが君にはあっただろう？』

「んー世界一のスパイカーになりたいんだ、俺は。
だから優勝できるチームにいきたい。」

彼に聞けば、そう返された。

"世界一のスパイカー"

バレーをしている人間でスパイカーなら誰もが目指すもの。

彼はブラジルや日本代表で培った経験の全てを捨てて
名前もかえてイタリアへやってきた。

そんな彼の覚悟はイタリアの国民、誰もが知っているだろう。

モデナで過ごした一年。

怪我を治すのに必死で落ちた筋肉を活かしてプレースタイルの変更をした。

それは彼のイメージを変えた。

パワープレーのままでは彼の魅力は引き出されなかった。
だから、彼には酷だが、怪我をして良かったのかもしれない。

怪我の原因は詳しく聞いていないが、いつか、
話してくれる時が来るだろう。

それまでリポーターとして、彼の幼馴染みとして待とう。