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道side
橙「みっちー！」
「康二くん！」
橙「なんや久々やなぁ。元気にしとった？」
「はい。あ、でも康二くんに会われへんかった
から、ちょっと元気じゃなかったです。」
橙「もう、何言ってんねん！照れるやろー。」
はにかんだ笑顔も可愛くて。
一気に幸せな気分になる。
橙「お店決めてくれたんやって？
ごめんなぁ、ありがとう。」
「いえ！俺も行ってみたかったとこなんで、
康二くんと行けて嬉しいです！」
橙「ん〜！やっぱり可愛ええなぁ。」
「へへっ、行きましょう！」
彼よりちょっと高くなった身長。でも、俺の頭を撫でる手の温かさは、いつまでも変わらなくて。
やっぱり、ずっと隣にいたい。
ご飯を食べて、仕事のこととかたくさん話してあっという間に時間は過ぎて。
橙「うわっ、もうこんな時間なん？みっちーと
話しとるとあっという間や。そろそろ出な
アカンなぁ。」
「そうですね。あ、康二くん！俺も出します！
っていうか、俺が出します！」
橙「何言うてんの。こういう時はお兄ちゃんが
出すんやでー。」
お兄ちゃん………。
嬉しいけど、今はちょっと切ない。
結局、康二くんに払ってもらって、店から駅まで移動する。
いざとなったら、何て言えばいいのか全然わからなくて。
橙「じゃあみっちー、今日はありがとう。
楽しかったで。またそのうちご飯行こな。」
ヤバい、帰っちゃう。
まだ何もできていないのに……
「っ、康二くんっ！！」
橙「おおっ！？みっちーいきなりどしたん？
びっくりしたぁ。」
「あの……まだ…」
橙「まだ？」
「まだ……一緒に、いたいっ…です！！」
橙「んん？」
目の前には、きょとんとする康二くん。
「もう少し、一緒に……ダメですか？」
橙「みっちー、明日も予定あるんやろ？
はよ帰って寝なアカンやん。」
「ない…ないです、明日。」
橙「んぇ？予定なくなったん？」
そんなの最初からないんだよ、康二くん。
あなたといたくて、来たんだから。
それ以外の目的なんか、何もない。
「うん。やから、もうちょっと…」
橙「別に俺はええけど。」
「ホンマですか！？」
橙「お、おお…。」
「やった！じゃあ、もう少し一緒におって
ください！」
橙「わかった。どっか店入る？いや、そしたら
お金かかるか。…………俺んち、来る？」
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めめこじ好物 - ちゃいさんの小説最高です！そして胸に刺さるものばかりで毎日読んでます。お忙しいとは思いますが、頑張って下さい！ (2020年1月16日 22時) (
レス) id: c96a15eab3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - mitsu0321さん» ありがとうございます！読んでいただけて嬉しいです！少しずつ更新していきますので、お暇な時にでもよろしくお願い致します。 (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - なすさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません！めめこじとのことですが、設定などのご希望はございますか？よろしければ教えていただけると嬉しいです！ (2019年10月18日 22時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
mitsu0321(プロフ) - 最近なべこじにハマり、拝見させて頂いてます〜！いつも素敵なお話をありがとうございます！これからも楽しみにしてます♪ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 69c6188f58 (このIDを非表示/違反報告)
なす - めめこじ書いてほしいです！ (2019年10月14日 7時) (レス) id: b7037150e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年10月2日 7時
