愛してるよ橙くん４ (ページ49)

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＊……※ ページ49

橙side

黒「ごめん、他のメンバーと過ごすのが楽しかっ
　たのは、本当。康二くんを放ったままで、
　やりすぎたね。康二くんが嫌いなんてこと、
　絶対にないから。」

「でも、迷惑やって……」

黒「いじった、つもりだったんだ。ふっかさん
　たちみたいに。康二くんをそんなに傷つけ
　るなんて、思わなくて。おもしろく、なる
　かなって。」

「…………」

黒「康二くんが側に来なくなって、寂しかった。
　でも、康二くんはもっと、寂しかったん
　だよね。本当に、ごめん。」

本当？

蓮くん、それは本当なん？

黒「好きだよ、康二くん。別れたくない。
　許して、ください。一緒にいたいよ。」

「……ホンマに？俺のこと……嫌やない？」

黒「ないよ。大好きだもん。」

自分の勘違いやったってわかって。

嬉しくて、ホッとして、また泣いてまうよ……

「…っ……よかっ、た……ｸﾞｽｯ……いっしょに…ｸﾞｽｯ
　おって……ええ、の……？」

黒「いて。ずっと、一緒がいい。」

「…ｸﾞｽｯ……れんくっ……すきっ……」

黒「俺も好き。抱きしめて、いい？」

頷けば、久しぶりの温もりに包まれて。

それから、次々と出てくる涙を拭われて。

優しく優しく、唇が合わさった。

黒「ねぇ、」

「ん？」

黒「今言うのもどうかと思うけど、もっと愛し
　ても、いい？」

ちょっと恥ずかしそうに、でもとびきり甘く言われたら。

「ん……ええよ。」

２人で、ざっとシャワーを浴びて、ベッドへ。

「なんか……ちょっと、恥ずぃ……」

黒「そう言えば、だいぶ久々だもんね。優しく
　するから。」

「うん………んっ、」

キスをしながら、ゆっくり押し倒される。

「…んっ……ん……あっ…」

黒「…はっ……綺麗だね、康二くん。」

「…ぇ、……んあっ……」

胸の飾りに手を伸ばされ、弄られて。

俺、弱いんよ……声が、抑えられへん。

「……ふぅっ……あっ……あかっ…んっ………」

黒「ダメじゃないでしょ？可愛いよ？そろそろ
　こっちもいいかな。」

「…っ……んやっ……ちょっ…」

胸だけでもいっぱいいっぱいやのに、ズボンとパンツもあっという間に下ろされて。

下もパンパンになっとるの、バレてまうやん。

黒「ふふっ、康二くん気持ちいんだね。もっと
　気持ちよくしてあげるから。」

そう言って笑う蓮くんは、ホンマにかっこよかった。