＊ ページ48
青side
紫「あれ？康二は？」
その言葉で、いないことに気づく。
黒「あれ。ホントだ、いない。」
黄「トイレじゃね？」
緑「あ、そうかも。」
トイレ……確かにそうか。
ただ、あいつが誰にも声をかけずに移動すんのか？
そう思いつつ、楽屋に戻る。
まず、マネージャーに連れられて帰るラウールを見送った。
それから俺らも、帰りの準備を。
康二は、なかなか戻ってこない。
黄「康二遅くないか？」
「それな。」
桃「お腹痛かったのかな？」
緑「そろそろ出なきゃだけど、どうする？」
赤「探しに行こうか？」
紫「トイレだったら戻ってくるだろ。メモ残し
とくか。」
他のメンバーが納得して動いていく中、考える。
気にはなっていたんだ。
いつもよりボーッとしていたこと。
騒ぐことなく、静かだったこと。
俺らにくっついてこなかったこと。
いくらラウールが寝込んでたとしても、そこまで変わるものなのか？
赤「翔太？準備しないの？」
「……俺も、トイレ行ってから帰るわ。先帰っ
てていいよ。」
黒「そう？」
桃「じゃ、康二に会ったらよろしく。」
紫「お疲れ。」
「ん、お疲れ。」
皆が楽屋から出たのを確認してから、
「よし、行くか。」
俺も楽屋を出て、足を進める。
一つ、思い当たることがあった。
この予想が合ってるとすると、早めのほうがいい。
楽屋から、撮影場所に行くまでにある、トイレ。
たぶん、そこに………
うん、いた。
廊下からは見えないとこまで入って、しゃがんで顔を伏せている。
「康二。」
橙「っ！？」
肩の辺りを軽く叩いて呼ぶと、驚いたように顔を上げた。
橙「…しょ、た…くん…」
やっぱり、ビンゴだ。
この感じだと、たぶんけっこう前から。
橙「え、あ…なんで…？」
「いいから、戻るよ。」
橙「わっ…っ…」
「寄りかかっていいから。」
支えるとわかる、体の熱さ。
また、我慢してたな。
いや、我慢させてたのか。
楽屋に戻ってきて、ソファに座らせて。
「で、いつから？」
橙「え、」
「具合悪いの、いつから？」
橙「ぁ…」
黙った。
後ろめたいことがあるときは、こうなるからね。
どうしたら話すかも、ちゃんとわかってる。
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ちゃい(プロフ) - 雅さん» 遅くなり、申し訳ありません！こじだいコンビですね、考えてみます！更新まで時間がかかってしまいますが、お待ちいただけると幸いです。よろしくお願い致します。 (2020年1月2日 10時) (
レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - 李緒さん» ありがとうございます！考えてみますので、更新までお待たせしてしまいますが、よろしくお願い致しますm(_ _)m (2020年1月2日 10時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - しょーさん» 返信が遅くて申し訳ありません。リクエスト、ありがとうございます！お待たせしてしまうと思うので、申し訳ありませんが、気長にお待ちいただけると幸いです。よろしくお願い致します。 (2020年1月2日 10時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - Sa☆☆さん» 何度もありがとうございます！励みにさせていただいています。リクエスト、更新までお待たせしてしまいますが、よろしくお願い致します。 (2020年1月2日 10時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - 黒雪 冬華さん» 再びのコメントに、リクエストありがとうございます。好きと言っていただけて、本当に嬉しいです！流星くんとの絡み、とても大好きなので、考えてみます！更新までしばらくお待ちくださいm(_ _)m (2020年1月2日 9時) (レス) id: 3fb2dd4ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2019年12月8日 0時
