帰国したら疑われるとか聞いてない【名探偵コナン】

Episode9 ページ10

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「ほぉー。どうしてそう思うんだ？」


「だってA姉ちゃん、変な所にマメ出来てたし、僕があとつけたらすぐに気づいた。僕の気配を感じとるって普通の人じゃできないよ。」






…ん？それは自分がすごいってことかい？





「ふむ。そう言ってますよ、Aさん」


「私は君がとっても怪しいけどね。ちょっくら調べさせてもらったよ。名探偵くん？」






優しい声でそう言ったら「なんで知ってるんだ！？」という顔をした。

その反応は肯定？
やっぱり君は工藤新一？








「警告したはずだけど。好奇心のままに突っ込むなって。そのままだと本当に…殺されるよ？」








脅してごめんねコナンくん！！！
君が高校生だったとしてもFBI(こっち)の世界はまだ早いんだよ！！！！

あ、私も高校生だ。









「…彼女にも、秘密はあるんですよ。」


「沖矢さん。フォローになってないです。」


「おや、そうですか」


「なんですかそのケロッとした態度。え、なんですか」


「とにかく行きましょう。時間がありません」


「時間なんぞ作れば「行きますよ」…はい。」







明らかにこちらを不審な目で見るコナンくん。

ちょうど沖矢さんが歩き始めて私たちから離れていってたのでこれは好都合だと思い、彼に近づいて私は呟いた。









「…APTX4869」


「な、なんでそれを…！」


「やっぱりそうだったんだ。高校生探偵くん？」


「お前…っ」


「嘘下手すぎ。バレるよ？…君も、シェリーも。」









かなり前を歩いている沖矢さんに慌てて駆け寄った。



…コナンくん。

君は知ってるだろうけどこの世界はそんなに甘いもんじゃないよ。






みんながみんな、味方ってわけじゃないんだからね？

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