帰国したら疑われるとか聞いてない【名探偵コナン】

Episode5 ページ6

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楽しく女子会をしてると携帯からクソ上司からの連絡が来る。



急ぎの案件？知らねぇよ。



って返したいけどそんなことしたら親に連絡いってすぐにアメリカに戻されるだろうからできないけどね。









「ごめん、親に醤油買って来いって言われちゃった…。もう帰るね」


「そうなんだ…じゃあまた明日ね」


「頑張れー」


「うん、明日ねー。園子ありがとう、じゃあね！」









そう言って颯爽と帰りたかった。

そう、帰りたかった。









「あの…」









…なんだよイケメン。
イケメン受け付けてないんですが。









「…はい？」


「お名前お伺いしてもよろしいですか？」


「犬井Aと言います！」


「僕は安室透です。」


「安室さん…よろしくお願いします」


「いえ、こちらこそ。」









なんだニタニタと作り笑いを貼り付けやがって。




うっしゃ、安室透について調べたる。

どうせお前も思ってんだろ？？







犬井Aについて調べようって。







んま、調べれば調べるほど訳わからなくなるだけだけど。
−−いや、それはあなたも同じっぽいね。


どうせ偽名だ。
調べても疲れるだけだろう。









去り際に安室さんを見てふっと笑い私は店を出た。
それを待ってたかのように携帯が着信を告げた。








「はい、七瀬」


『俺の家に来い。』


「Why(なぜ)！？」


『仕事だ。新しく調査を依頼する。』


「やだ」









あ、切られた。

てかまた仕事増やすの？
未成年に仕事増やすの？
何回徹夜させるつもり？


くたばれニット。








「あーー、もう。盗み聞きはダメだよコナンくん」


「…今、七瀬って言わなかった？」


「…言ったけど。それが何？」


「お姉さんの苗字って犬井じゃないの？」


「何言ってるの？犬井に決まってるでしょ。七瀬って言うのは相手の名前」


「ふーん…てかよく僕がいるって気づいたね」


「気配消せてないからね。私を舐めないでくれる？」






先程よりワントーン低い声。
猫かぶりだったか。いやまぁ分かってたけど。







「やっぱり…Aさん何者なの？」


「私だって聞きたいよ。…あなた何者？盗聴器まで付けて。」


「…な、なんで」


「だーかーら、私を舐めるなって。」


「口調、違うんだね」


「君もね」








性格はひねくれてるけどやっぱり容姿は可愛かったので頭を2回ほど軽く叩いて目的地へと向かった。

尾行されてるけどいいや。

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