梟乃末路 ページ8
「だが、最後にひとつだけ意外なことがあったと、あの方がおっしゃっていたぞ。」
その言葉にフクロウは顔を上げた。だが…
「よもや、己の暴走で自滅するほどの愚か者だったとはな。」
その言葉がとどめだったのか。フクロウは、涙を流した。仮面の奥に隠れた目は、どうなっているのか。
「わ… 私は…」
男は、身を翻し、去ろうとした。(そういや、あの男の名は洞潔、とかだったかの？)
うるさいなぁ…
「私は…探し出さねばならない。 我らが姫を、この手で… 必ず… 探し…出す…」
そう言い、フクロウは力尽きたのか、倒れてしまった。
「…え？」
だけど、声が聞こえた。他の四人を見たけど、おそらく私にしか聞こえていないようだった。
「ならば、立て」
「立つのだ。たとえ力尽きようと、その身を灼熱に焼かれようと…」
「死してなお、黒き怨念となりよみがえるのだ…」
その声は、地の底から響くような、暗い、深い声だった。すると、フクロウの手が動いた。
黒い煙のようなものに巻かれたフクロウは、突然巨大な化け物になった。その時、フドウ雷鳴剣が穴に落ちてしまった。あれは…
「真魔軍神…？」(フクロウの子… お主…)
真魔軍神と化したフクロウは、洞潔に襲いかかった。洞潔は、手にしていた剣で応戦するが、苦しそうな顔になった。
「こ、この力は…！」
「どうしよう…」
「フドウ雷鳴剣を探してくる！」
「トウマ！」
トウマが下に降りていってしまった。
すると、天野ちゃんのポケットに入っていたアークが光り出した。それは…ミッチーのアーク！
「姉ちゃん、ミッチーのアークが光ってる！」
「…呼んでみる。召喚！私の友達、出てこいミッチー！」
すると、妖怪ウォッチエルダはいつもより輝きを増して、ミッチーを召喚した。が、ミッチーはまだ出てこない。何故かシルエットのままだ。
「出てこいミッチーそう言われ、ここまではるばる来たものの…」
天野ちゃんは声の方に振り向く。
「何を隠そうこの私、ただのミッチーじゃございません！」
天野ちゃんの顔が呆れてきた。
「朱雀との戦いで九死に一生を得て、更なるパワーを身に付け、集中治療室からただいま帰還！」
天野ちゃんは腕を組んでそっぽを向いてしまっているぞ、ミッチーよ…
「あなたのミッチーみんなのミッチー
ミッチーミッチーああミッチー！」
「さっさと出てきなさーい！」
しびれを切らした天野ちゃんがそう叫んだ。
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スプラMOMIZI(プロフ) - ポンズイさん» コメントありがとうございます！忙しいためたまにしか更新できませんが頑張ります(^^) (2019年6月27日 7時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ(プロフ) - この作品を読ませて頂きました！本当に面白いです！！これからも更新頑張って下さい！！更新楽しみです！！（＾ν＾） (2019年6月25日 19時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - 真利奈さん» コメントありがとうございます！フクロウいいですよね…かっこいい… これからもよろしくお願いします（＾◇＾） (2018年8月10日 8時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
真利奈 - 私、フクロウが好きなので生きていて良かったです！とても面白い作品なのでこれからも更新するのを頑張って下さい！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: a3edb60187 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - ヒカルさん» ありがとうございます！なんなんでしょうねあの方ねぇ、これからもよろしくお願いします(^∀°) (2018年8月9日 12時) (レス) id: 747e2b3768 (このIDを非表示/違反報告)
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